写真の中の世界に入ってしまったかのような不思議な感覚と言うか、足を止めてただじっとこの時間を味わいたいと言うか。うまく言葉にできない今まで感じたことのない時間が流れた1日だった。
アンコールワット遺跡に着いてからはもう写真タイム…なのだがせっかくなので少し基礎知識を頭に入れておくと散策がより興味深いものになる。
昔々、カンボジアを中心に栄えたクメール王国のアンコール朝(9世紀初頭〜15世紀初頭)の遺跡群。アンコールワットは約12世紀に着工されたとされざっと800年以上前に作られたということ。日本の1200年代は平安〜鎌倉時代。
遺跡群は東西約20キロ、南北約10キロに渡り散在しておりアンコールワットやアンコールトムはそのうちのひとつ、というくくり。仮に全部周ろうとすると1週間券の意味が理解できる。
アンコールは国、都の意味でだいたいの遺跡の名前がアンコール○○。1432年タイ軍の攻撃を受け陥落、放棄。その頃日本は戦国時代の真っ只中。そこから400年以上経った1860年に植民地としていたフランスの研究者が再発見し保存と研究を進め一躍有名に。1992年に世界遺産、文化遺産に登録。
カンボジア国旗のデザインもこれ🇰🇭
雨季ではなかったけど鏡張りも見れただけに朝日を逃した悔しみがじわっときたが切り替えて。
木が長すぎて画角におさまりきらない。
広大な芝生と細長い木に石と空、小さく感じる自分の存在。(実際小さいのだけど)
自分の目線の先にある回廊へ一歩一歩、景色を見渡しながら奥へ奥へと進む。