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1994年生。元客船クルーの航海日誌 / IG @imknto はリアルタイムで更新中。

イテウォン/ソウルで異彩を放つ街 モスクとクラブ 韓国

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韓国はとても魅力のある国だと思う。何より食べ物が美味しいし音楽やファッションはアジアを牽引しているといっても過言ではない。f:id:Imknto:20181210173950j:image

大抵、日本人がソウルで行くところと言えばカンナム(江南)を代表にミョンドン(明洞)やホンデ(弘大)といったところで週末の賑わいはすさまじく週末弾丸旅行であろうとソウルの雰囲気を楽しむことができるだろう。イテウォン(梨泰院)もそんなナイトライフが楽しめる街の一つだがここは少し違う雰囲気が漂う。

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初めて訪れたのは夏でソウル出身の友人とだった。彼はこのエリアに精通し説明してもらいながら散策した。とても印象深く気に入ったのもありソウル2回目の今回は真冬…イテウォンのホステルに宿泊することになった。

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時間に余裕がある人、韓国リピーター、バックパッカーで旅慣れした人には特におすすめのイテウォンは地下鉄6号線、個性的で独特な雰囲気とどこか危なっかしいスリルがいつも隣り合わせに感じ外出時はいつもより少し気を引き締める。起伏のある地形に沿うように所狭しとビルが並び家があり無数の裏路地が四方八方に伸びている。

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ソウルでショッピングするなら正直どこも同じような店が多いので別にイテウォンでする必要はないと思う。なのでまず向かうのはモスク。いきなりすぎるがイテウォンは外国人街で宗教的背景も複雑だ。

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何気なくカメラを向けたが目を隠されてしまいどこか申し訳ない気持ちに。古びた建物と絡まった電線がソウルシティとは一線を画す。
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ハラルフードのレストランが韓国料理屋より多いと思うほど。ピザやケバブなども美味しい。パキスタンの友人いわくケバブにはトルコタイプとレバノンタイプがありイテウォンにある多くはトルコスタイルらしい。ラムとチキンにスパイシーなチリソースがクセになる。

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先ほどのモスクが丘の頂きに位置するのだが駅から見てその途中にあるのがトランスジェンダー通り(フッカーヒルとも呼ばれる)だ。

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坂の両端にバーが並ぶ。昼間は人気がないが日が暮れ出すとチラホラ…夜になると鮮やかなピンクのネオンが道を照らす。ふつうの夜のお店も混在しているのでチャレンジャーは是非。

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またクラブはソウルに来たら行かないわけには行かないスポットの1つだろう。箱の大きなクラブが多く集まるホンデとは違いイテウォンのクラブはそこまで大きくない。ここは Soap Seoul というクラブ。この日は35000wでワンドリンクフリーだったがMuraMasaがこの値段で見れればめちゃくちゃお得じゃんと心中思ったり。日本じゃ考えられないプライスだ。
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リミックスされたヒットメドレーを爆音で流し踊り続けるホンデスタイルとはかなり違いDJが奏でる音を楽しむ感覚で見ていておもしろい。歌詞がある曲は少なめ。客の年齢層もホンデより少し上でイテウォンならではの多国籍。
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もう一つはイテウォンの端にある Cake Shop というクラブ。ここのインパクトは非常に強かった。25000wでワンドリンクフリーと値段はソウルでは割高かもしれないがそれはつまり客質が変わるということ。

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アンダーグラウンド感溢れる空間でみんながタバコをふかしている(DJも)なおかつスモークがたかれスペースは真っ白になる時も。ヒップホップ中心で激しめの韓国語ラップが聞ける。

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間違いなく彼らはK-Popを聞かない人たちだろうなと心の中で思いながら踊り楽しい一夜だった。クラブのピークは深夜1時前後で3時くらいには人が帰り出す。ゲストDJが演奏を終えるとそこから若手と思われるDJたちが順番にプレイするのだがこれが聞いていて本当に楽しい。

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他の人のプレイを食い入るように見ていた女性はてっきりスタッフかと思っていたらDJだったり、それを見守る他のDJたち。チームとして個人として上手くなりたいという強い気持ちを感じ初めて来たのにもう彼らの虜になったといっても過言ではない魅力のあるクラブだ。盛り上がる金曜日か土曜日の夜に足を運ぶことをおすすめする。