All in my head

1994年生。元客船クルーの航海日誌 / インスタ@imknto はリアルタイムで更新中!

コーヒーベルトクルーズのフィナーレ / GUATEMALA 🇬🇹

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赤く色付き始めたコーヒーチェリー。

収穫が待ち遠しいこの写真がiPhoneの待受になって早1年。

誰しもいくつかは人生のうちに行ってみたい旅先バケットリストがあるであろう。

筆者にとってコーヒー農園は長年その1つだった。

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その昔バックパッキングで訪れた東南アジア、ミャンマーのニュワンシュエ。

近年熱いミャンマー産スペシャルティコーヒーの火付け役、ユワンガンの農園まであと少しのところ。

リサーチ不足、並びに無計画なゆえシーズンではないと断られ終幕。

 

それはともかくミャンマーは本当に魅力的な旅先であり政情不安が一早く解消されることを願ってやまない。

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振り返ってみればコーヒーファーム訪問が旅の最優先事項でなかったのは事実。

行き当たりばったり運任せ、いつか行けたら良いなでは叶わない…

そう思いきや今回たまたま、本当に色んなタイミングが重なり働く船がグアテマラへ。

そしてショアエックスカーションの一環として農園に連れて行ってくれた形。

ありがとうプリンセスクルーズ

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コロナ明け他の船にだいぶ遅れ再開したダイヤモンドプリンセス

羽田から飛行機でサンディエゴへ行き乗船。

西海岸からメキシコ、バハ半島を中心にした1週間クルーズを展開していた。

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そんな航路で唯一の 2週間クルーズ。

メキシコからコスタリカ、パナマまで行きグアテマラに寄り戻る航路。

コーヒーベルトにすっぽりのここを逃したら二度とチャンスなないと言い聞かせ。
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マヤ文明発祥の地グアテマラ、港の名はプエルト・ケツァルPUERTO  QUETZAL)。

貿易、観光における重要なハブポートで世界遺産アンティグアへの入り口だ。

ケツァール(ケツァル)とは世界一美しいとの呼び声が高いグアテマラの国鳥。

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ただの鳥ではない、通貨の単位にまでなる人気っぷり。

また自由を奪われると死ぬという伝説から自由の象徴だとか。

生まれ変われるならこの鳥になりたい…

 

語源はアステカ (中央メキシコの文明国家)主要言語だったナワトル語由来で、「大きく輝いた尾羽」。

ケツァール…その響きは少年時代、恐竜オタクだった筆者には耳馴染みのあるワードだった。

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世界最大の翼竜ケツァルコアトルス(Quetzalcoatlus)

頭が大きすぎて飛べなかった説まである面白い恐竜。

翼を広げた長さは10m、重さは200キロ。

全て推定というところがまた空想に浸れて良い。

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ちなみにその恐竜の方の名前の由来、それはアステカ神話の最高神ケツァルコアトル

鳥の方のケツァールはこの神の使いという立ち位置らしい。

民衆に文化を授けたと言われ同時に農耕の神、風の神。その姿は羽毛ある蛇。

情報が渋滞し困惑。

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話は戻り、そんなプエルト(スペイン語で港)ケツァルからバスでコーヒー農園ツアーへ。

船を降りた地点は海抜0メートル、そこから火山を横目にグングンと山道を登っていく。

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温度は次第に下がり、パナマと比べたらまるで天国。

1時間半かけてやってきた農園の標高は約1500m、アウターの出番。

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FINCA COLOMBIA
https://maps.app.goo.gl/KiBZ5Y1CWXc9Nmw56?g_st=ic

 

出迎えてくれたのは二代目のオーナー、ルーツはスペインらしい。

クルーズのエクスカージョン先としてビジネスを拡大し地域に還元する敏腕ビジネスマンとみた。

コロンビアと名乗りつつも所在地はグアテマラ、アンティグア。

ややこしい。
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雑誌や本、またはコーヒー豆のラベルでしかなかった世界が目の前に。

現地で五感を通して得る知識はやはり貴重なのだと再確認。

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イエローブルボンは先代のお気に入りの品種なのだとか。

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火山性の豊かな土壌、豊富な水源に長い日照時間。

一般的にコーヒーの木は花をつけるまで約3〜5年、ようやく背丈が1mほどに。

そこから実をつけるまでにまた3年以上かかり寿命はおよそ30年…

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そんなガイドの説明に遅れをとり写真撮影に夢中なこちらのおじさん(と筆者)。

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奥さんと参加した彼ら夫婦はサンフランシスコで経営していたカフェを手放したらしい。

今やケツァールのように自由の身なのだろうか。

実際に畑に足を伸ばしたのが今回が初めてと聞けば冷静ではいられないのも納得。

そういったゲストの背景を少しでも垣間見るとクルーズはもっと楽しくなる。

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農園チームの一員として働くアメリカ人ガールの熱心な説明はさらに続く。
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木を直射日光から守るオーストラリア原産のシェードツリー。

日傘の役割を果たしチェリーの成長、均一な熟成度合いをアシスト。

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スペイン語…COSECHA、意味はHARVEST(収穫)

訪れたのは12月初旬、これから始まろうとしている収穫シーズンはロットごとに乾季の終盤3月まで行われる。
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水洗式(ウォッシュド)の精製施設はまだ稼働していなかったものの興味深く拝見。

最終形態のコーヒー豆は種子だということは知って損なし。

チェリー(実)の皮と果肉を除去してから、薄く残った粘膜を発酵させて分解する工程が必要。

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顔を出した豆(種子)は乾燥、脱穀を経てようやく生豆の状態に。

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対植物、対自然。

大好きなコーヒーが生産されるまでの長い月日と生産者の思い。

一度きりのグアテマラ寄港で得た体験、感情を今後も忘れないように。

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終わりにフィンカコロンビア農園 の特筆すべき点について。

それはツーリズムと結びつけコミュニティに根差した運営体制を構築していること。

 

クルーズの乗客をツアーとして受け入れるだけでも十分すごいことなのだが。

レストランやお土産店など雇用を生み出し、その利益でローカルキッズが通うプールやサッカー施設を併設。

コーヒーを根幹とした産業が地域社会に還元され次世代の教育二まで関与している。

このフローを体現しているのは本当に素晴らしい。

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ゆっくりと農園、施設を一周しツアーは無事終了。

いよいよ待ちに待ったコーヒータイム、手作りのクッキーを添えて。

そのお味は…。

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鮮度と同じくらい大事なのは焙煎抽出だということを学ぶいい機会に。

前回の外出時にパナマゲイシャいただいてる分なおさら。

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一際異彩を放つスカルマグを迷った末にダブル購入。

こんな勢いでマグを買っているので家にはかなりな量のコレクションがプチプチに包まれている。

 

以上、コーヒーベルトクルーズのフィナーレ、グアテマラで念願のコーヒーファームでした。
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英語をやり直そうと思い立ったその昔。

勤務先の工場からほど近いマクドナルド、勉強の相棒はいつもブラックコーヒーだった。

クルーデビューの8ヶ月無休香港クルーズ船。

心身共に疲弊しきった筆者を暖かく迎え入れてくれたの台湾、基隆の裏路地カフェ。

そしてフォトグラファーでプリンセスに移ってからもコーヒーショップ開拓は続き東南アジア、ヨーロッパそして中米、コーヒーベルトへ。

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カフェインの力に鼓舞され、支えられた20代。

そういっても過言ではないだろう。

 

次回、太平洋横断。日本が近づいてきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

ベスト・オブ・パナマ / 世界に誇る運河とコーヒー 🇵🇦

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インバウンドに心からオススメしたい桜シーズン。

一瞬の春、長い夏そんな流れが最近のトレンドか。

訪日観光客は増えるが、日本から海外へ行く人は以前コロナ前の半分。

回復の兆しが見えない記録的な円安がさらなる足枷に。

日常生活にはさほど影響ないかもしれないが、いざ海外旅行に行くとそのレートに愕然とする。

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つい最近、ある数字を耳にした。

17%

それは人口に占めるパスポート保有者の割合。

それが多いか少ないのかはわからない。

国内旅行も楽しい、ただ世界屈指の最強パスポートなのは事実。

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立て続けに連載しているダイヤモンドプリンセス中米シリーズ。

メキシコ、コスタリカ、パナマ。地球の反対、遠い国々。

なんと観光であればビザ要らずで最長180日ステイ可能。

 

ビザを事前に取得せず、世界ほとんどの渡航先を網羅するのが日本のパスポート。

これがどれだけすごいことか。

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かりに行かなくても、その現実を頭の片隅に置くだけでいい。

もしかしたらそれは心の余裕につながるかもしれないから。

ひどく行き詰まった時の逃げ道、セントラルアメリカ。

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音楽を聴く、何度でも見れる韓ドラの最終回。

YouTube、Netflix なしの生活には戻れそうにない。

ミスドに行く、スタバぼNYチーズケーキを買う。

自己完結する簡易的なストレス発散法はいくつかストックしておこう。
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コーヒーを淹れるのもおすすめ。

挽きたてがより一層美味しいのは言うまでもなく。

焦げた香りの黒くて苦い飲み物。

そんな普遍的な固定概念を覆すのがパナマでとれるゲイシャ種のコーヒー豆。

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お店でいただいたのはMI FINQUITA 農園、ナチュラル(精製方法)浅煎りのゲイシャ。

Googleマップで近かったのでここに。

 

Tres Cosechas Specialty Coffee
https://maps.app.goo.gl/oTj5vD7U82nhEtYK8?g_st=ic

 

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繊細でほのかに甘い、香水のような香り。

はじける瑞々しい酸。

焙煎と抽出があえば本当に脳内お花畑が咲く感覚。

温度の変化で際立つ甘みとフレーバー。

柑橘っぽい余韻のフィニッシュはまるで紅茶。

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ゲイシャが日の目を見るきっかけになったエスメラルダ農園。

エスメラルダはスペイン語でエメラルド、宝石言葉は幸福、幸運。

写真は東京のコーヒーイベントSCAJ。

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日本のゲイシャ専門店ブース。

 

毎年世界中のバイヤーから注目されるパナマゲイシャ。

知名度に対し栽培が難しい、かつ収穫量が少ないため出回らないゆえに高値がつく。

希少価値とは恐ろしいもの。

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ただゲイシャの香り、独特の味は正直好みの問題。

飲むなら飲み口が薄いティーカップ推奨。

期待したもの、想像した味が実際飲んだ味に劣ることはなるべく避けたい。

その日の気分や場所、時間帯などどんなコーヒーを飲むか使い分けられたら素敵。

 

https://scrop-coffee-roasters.com/list/geisha.html

 

スクロップのジャンソンゲイシャは飛びました(良い意味で)。

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コーヒーのことになると話が長くなりがち。

始まりのショッピングモールから散歩にランチ、コーヒーブレイクと順調なパナマシティ外出。

お昼を過ぎると時計を見る回数倍増。

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せっかくだし地下鉄(久しぶり)も乗ってみたい。

しかしここはタクシーで真っ直ぐ向かうべきか。

バリスタさんにUberのような配車アプリを頼みお店でピックアップ。

何から何まで優しいパナマ民。

1人タクシーの心細さに負けず旧市街、カスコビエホへ。

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木陰にベンチのハッピーセット。

スペイン統治時代の街並みが残されており世界遺産に登録。

方向感覚を頼りにぐるっと駆け足で。

ちょっとお土産を物色、Tシャツ購入(そんな余裕はないはずだが)。

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カラフルなコロニアル建築に吹き抜ける潮風。

リノベされたショップやカフェ、趣のあるホテルと観光地らしいスポット多数。

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余談だが東京シティにはベンチが足りない。

だからカフェで長居され行列ができ回転率がさがるのだ。

小1時間で旧市街を撤退、いよいよ最終目的地の運河へ。

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すぐつかまる次のタクシー、しかし値段交渉で苦戦。

そもそも相場が分からない。

言われた値段に負けじと粘ってなんとか希望に近い額で乗れたけど。

やはり海外のタクシーは嫌いだ。

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Miraflores Visitor's Center

https://maps.app.goo.gl/nLAZhcF15vpprZ2t6?g_st=ic

 

対人のチケットカウンター。

なぜか2枚買ってしまうハプニング発生。

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1人だから1枚で十分なので$10返金してとくれと。

当然のお願いをしているのだが無理だと断られる。

ここまで好調だったパナマ旅、、心が折れそうだ。

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合成記念写真用のグリーンスクリーン、熟知しているその手のビジネス。

チケット2枚握りしめ階段を登る東京ドームのようなワクワク感。

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展望デッキに到着。

ここでアナウンス、次の太平洋側からカリブ海へ行く船は1時間後ですと。

???

試練が続くとはまさにこのこと。

太平洋側から、そしてカリブ海側それぞれ一方通行のパナマ運河。

暑い中、絶望感に苛まれていたら右手奥、カリブ海側に客船の姿が。

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なんと我らがプリンセスクルーズ!

コンテナにカーゴと数え切れないほどに世の中に船があるだろうに。

運命的なエメラルドプリンセスとの遭遇。

リアルタイムで友だち乗ってる説。

エスカレーター式にゆっくり沈んでは進むを繰り返す。

脳内 タイムラプス再生、肉眼ではちょいとわかりにくい。

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物流、貿易。海運の心臓部。

ちなみにカリビアンサイドの街コロンは治安の悪さで有名。

もうちょっと近くで見たかった気持ちに別れを告げ待っててくれたタクシーへ戻る。

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帰りの車内、ラジオから爆音で流れるラテン音楽。

ハンドルを回して開けるタイプの窓を開ければとっても気持ちいい南国の風が。

やっぱり時にはタクシーも悪くないか。

エモーショナルに浸り、パナマの冒険完。
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運河に行く際は、時間に余裕を持って行きましょう。

出先、知らない土地にて優先順位をつける難しさたるは。

 

パナマの地でコーヒー栽培を始めたのは運河建設のため北欧から移住してきた人たちだそう。

世界を代表し国を豊かにする運河とコーヒー。

これらを辿るこの日のルートはきっと先人も喜んでいることだろう。

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次回グアテマラ、念願のコーヒーファームへ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

灼熱の摩天楼と右の大砲 / パナマシティ🇵🇦

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デジタル化が進む現代社会。

ペーパーレスに走るのは分かるがスケジュールだけはどうしても手帳にペンで書きたい筆者。

見開いたページの埋まってる感が気持ち良い、それだけの理由。

 

今年から手帳ケース(革命)に惚れ込み無印デビュー。

よく字を間違えるので修正テープは必需品。

 

日本の文具は最高。

落ち着いた空間とほど良い高さのテーブル、コーヒー片手に計画を練る時間は至福。

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ここから本題。

コスタリカ、プンタレナスを出発したダイヤモンド・プリンセス。

目指す次なる寄港地はパナマ共和国の首都パナマシティ。

シティボーイの胸を打つ良い響き。

北アメリカ大陸の最果てにして南アメリカ大陸の始まり(コロンビア)。

太平洋と大西洋を結ぶパナマ運河は誰しも一度は耳にしたことがあるだろう。

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高温多湿の気候はまるで東京、もしくはそれ以上。

乾季にあたる12月初旬。

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事前に分かってはいたけれど絶望的なターミナルのロケーション。

 

Terminal de Cruceros de Amador

https://maps.app.goo.gl/MPBUs1MwPV2fkqxw7?g_st=ic

徒歩ではもちろんどこへも行けず(と思いきや面白そうな動物園をいまさら発見)

 

たまたま同じタイミングで外出したカジノのフィリピン人グループがタクシーと交渉している。

あんまり面識ないけどもう1人いけそうだったのでタクシー相席に成功🚕

ダウンタウンまで約30分のハイエース海風ドライブ。

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ワイルドスピードなみに飛ばしてくれる運転手。

シティの名に恥じぬ高層ビル群を横目に若干緊張。
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ショッピング大好きフィリピーナの指定した巨大ショッピングモール到着。

ここで彼らとはと解散、単独行動開始。

ありがとう、助かったよ。

IMPOSSIBLE IS NOTHING.

アディダスショップのメッシ、ペドリに並ぶ TAKE にご挨拶。

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モールのWi-Fiで現在地確認し一呼吸。

パナマシティ思ってたよりずっとずっとシティではないか。

このサイズ感プラス観光地の旧市街に世界を代表する運河…。

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限られた時間に対して尋常じゃない見所キャパ。

船員泣かせ、安定のスペイン語圏。

そして通貨は初耳のバルボア…1バルボアは1USドル。

同じ価値で尚且つ使うのはアメリカドルという結末。

なぜならバルボア紙幣は存在しないから。

ちょっとバルボアに同情。

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高まる期待と気温。

コンクリートジャングルを激しい交通量が行き交う。

横断歩道、信号が致命的に少なく道を横断するのは命がけ。
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何も下調べてないまま外出してしまったこの日。

後悔先に立たず、何から手をつけようか。

ひとまず人通りのありそうな方角へ歩こう、話はそれからだ。

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色気のない哀愁漂うビル群、まとわりつく湿気。重なり合う曲線の道。

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何も言われず連れて来られたら香港と錯覚しそう。(この写真は香港)

 

ぼろぼろの車からはみ出るスリーストライプ。

これ以上は怖くて近づかなかった。

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中米最大の金融都市が抱える貧富の差問題。

点在する廃墟ビル、旧市街ではスラム街がかなり大きいエリアを占めているとか。

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地理的に南米から北米間での麻薬密輸絡みの事件が特に多い傾向。

コンビニだけか、かわいいのは。

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パナマもコスタリカ同様、軍隊を持たない国。

その代わりに警察が強い権力を持ち犯罪を取り締まっている。

あらかじめセキュリティレベルを普段よりちょっと上げさえすれば、日中は大丈夫そうな雰囲気。f:id:Imknto:20240329155554j:image

暑い街ほど夜に人が動き出すのが世の常。

願わくば一晩いさせてほしかった(どこのポートでも気に入ったらこう言ってる)。

もっと怪しい光でギラギラしているのだろう。
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半日を通してもっと写真あっても良さそうなのだがかなり少なめ。

俯瞰する余裕はなく眩しい視界に適応するので脳内精一杯。

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カフェを目指し歩き回っていたらなんだかとても趣のあるお店を発見。

ネット回線ないので口コミ見れず。

直感でランチははここに決定、1人は楽だ。

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メニューは当然ながらスペイン語。

ニュアンスこそ伝わるが根拠に欠ける。

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困っていたら店主登場。

近くにいた筋肉ゴリゴリガタイマックスお兄さんを呼び止めている。

彼、英語出来るから通訳してくれるよと…彼も何か手伝おうかと。

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そんな尽力のおかげでありつけたローカルご飯。

味濃いめのBBQポーク、優しい甘さの豆煮に焼きバナナ。米がすすむ。

オレンジジュースもついて$10ほど。

とても満足、美味しかった。ごちそうさまでした。
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食後のひととき、興味本位で現地おじさんに聞きたいことがあった。

パナマの大砲こと日本で活躍した野球選手のズレータ知ってる?

(CSで打たれて崩れたエース斉藤和巳の肩を持ったあの…)

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答えはNO。 no sé,,,やっぱりか。

どすこいやデスターシャ…今や各球団に浸透したホームラン後のベンチパフォーマンス。

火付け役は活躍したラテン系助っ人外国人たち(個人の感想です)。

幼少時の憧れ、パリーグを熱くしたフリオ・ズレータは残念ながらパナマ国内では誰もが知るセレブリティではなかった。

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次回、 パナマシティ続編はパナマ運河!(ズレータの声)

そして世界一のコーヒーと呼ばれるパナマゲイシャ、せっかくならパナマで飲みたい。

私欲を満たすカフェ探し。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

日進月歩のフェアトレード / コスタリカ 🇨🇷

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学生時代に野球をやっていた筆者。

物心ついた時から左利きでグラブ(グローブ)をはめるのは右手。

人指し指は浮かせ親指と薬指、小指で潰すのではなく開閉する型を好んで使っていた。

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突然何の話…。

それから数年後、初めて一眼レフカメラ(Nikon-d5300)を握った時のこと。

手首を固定し軽めにグリップ、人差し指はシャッターを押すため浮かせたまま。

まんまグラブと同じ!

左手はレンズに添えるだけ。

右足を少しオープンにして構えると自然とセットポジションになるのだ。

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導入のネタ切れ。

メキシコを出発したとある日の終日航海日。

窓越しにはワンピース作中で尾田さんが描くような雲が鎮座。

南下するに従って気温も一段と上がり、心地良い風がデッキを吹き抜ける。

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今回は最初で最後の寄港シリーズ①コスタリカ編。

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国旗🇨🇷の青は海と空と希望を、白は国土と資源と平和、赤は情熱と献心と愛国心を表している(諸説あり)

映えるトリコロールカラー、既視感の答えは微笑みの国タイランド🇹🇭

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コスタリカとはスペイン語で「豊かな海岸」。

コロンブスが黄金の装身具を身に着けた先住民を見て「コスタ・デル・オロ(黄金の海岸)」と名付けたことに由来するとか。

その後、黄金が産出しないことがわかり、「コスタ・リカ」に改めたそう。

勘違いは誰にでもある。

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PUNTARENAS

太平洋に面したコスタリカの海の玄関口プンタレナス。

船からギャングウェイ(桟橋)に踏み出した一歩目、眼下に広がる眩しい2層の青色は忘れられない。

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港街を数時間散策してコスタリカを語るのはナンセンス。

なので今回は基本的に抑えておきたい情報と豆知識をグーグルから引用。

自分が感じた事も交えて書いていきます。

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◎エコツーリズム大国

美しい海岸、火山に熱帯雨林と大自然に恵まれた国土を持ち、海抜0mの平野から高度3000mの山地まで多彩な地形が広がる。

熱帯雨林気候、サバンナ気候、温暖湿潤気候などが混在している希有な土地柄で、地球上の全動植物種の約4%が生息すると言われているほど豊かな生態系を維持している。

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国内電力需要のほとんどを水力発電を軸に風力、地熱発電といった再生可能エネルギーで賄っているのも驚き。

ジュラシックパークの舞台となった島もコスタリカにあるとか。
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◎軍隊を持たない国

1948年、内戦が終わりコスタリカは軍隊を廃止。

さらに「積極的永世非武装中立宣言」を発表し警察官ですら銃を持っておらず、徹底的に平和を守っているとのこと。

中米=治安が悪いイメージがあるなかで比較的治安が良いコスタリカ。

人より鳥の方が怖そうな面持ち。

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国民性が温厚で、物価が割安、交通のインフラが発達している、温暖な気候といった面から比較的住みやすく海外からの移住者も年々増加傾向にある。

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◎世界でもっとも幸せな国

 

地球幸福度指数(Happy Planet Index)」で不動の一位を誇るのがコスタリカ。

難しい言葉の羅列…幸せ云々は北欧一強かと思いきやまた違う物差しがあるようで。

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国民の生活への満足度や、環境負荷などから「国の持続的な幸せ」をランキング形式で表したものらしく、平均寿命に加え住民一人当たりの環境負荷指数が指標になる。

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人間が本来あるべき姿で、自然と共存しながら生活している地域が良しとされ毎年コスタリカがトップ。

ちなみに2位はバヌアツ、3位はコロンビア。

日本は日本は57位、アメリカは108位(152か国中)だそう…最下位はカタール。
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内戦終了から国の予算を軍事ではなく、社会福祉や教育、環境保全に投じてきた歴史が報われた形と言えよう。

今回のブログを書くにあたってコスタリカについて調べるまでこんな素敵な話を筆者は知らず。

寄港した時ももちろん知らなかった。

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グローバルなこの時代、視野を広げ地球の反対側にも目を向けていこう。

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国全体に民主主義やサステナビリティ(持続可能性)の考え方、フェアトレード思想というものが深く根づいているのもまたこの国の特筆すべき点。

学校教育でも、連帯や平和の価値を教えることに力が注がれているとか。

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ラテンアメリカの中で最も協同組合が多いのもコスタリカ。

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他の国の農業は、スペインからの独立以降も大地主制が主流だったのに対し、コスタリカは個々に独立した小規模農家が協同組合を作り、大規模農業と市場で競争できるモデルを構築してきた。

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◎美味しいコーヒー豆がとれる国

中米で最も早くコーヒー栽培に着手したコスタリカ。

安定した日照量と降水量、適度な気温、そして火山灰による豊かな土壌。

栽培品種はアラビカ100%(珍しい)、グレードは標高で分けられシングルオリジンでコスタリカがあったらほぼ高値。

素材は最高、焙煎と抽出があえば絶対的に美味。

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CICAFE、コスタリカコーヒー協会によってコーヒー農家への技術指導が行われ、ハニープロセスやアナエロビックといった精選方法の豊富さは魅力。

多彩なフレーバーで差別化を図るのが昨今のロースターのトレンドともウェルマッチ。

 

付加価値の高い豆を小規模農家が生産するムーブメントがコスタリカの強み。

そういった生産者と継続的に公正な価格で取引(フェアトレード)していくことが大切。

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プンタレナスに寄港したこの日はさっきも出てきたカタール開催のW杯、グループリーグで日本がコスタリカに負けた翌日。

ドイツ、そしてこの後スペインにも勝つのだけれども。

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それもありお気に入りの日本代表06年W杯キットを着て外出。

この年のアディダスキットははどの国も最高。

ランチに入ったプンタレナス現地レストランでちょうど、前日のゲームの話になり日本良かったね(うちに負けたけどドイツに勝つなんて)という会話に。

すると地元チームのサポーターのおばあさんがプンタレナスFCのユニフォームをプレゼントしてくれたのだ。

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いきなりのサプライズに、何も返せるものがパッと浮かばず。

シャツにはシャツを!と慌てて着ていた(ちょっと汗ばんでいる)シャツを手渡す。

ギリギリフェアトレードが成立。

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サムライブルーからプンタレナスチームカラーのオレンジシャツに身を包み散策続行。

これで良いのだろう…喜んでたし?

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港に戻るとひとり黙々とチキンを焼く笑顔が素敵なおばあさん。

浜風に漂う肉の香りに誘われ購入、なぜか日本語が片言話せるではないか。

理由を聞けば長い話になるということで。

体に気をつけて、元気でねと言い残しお別れ。

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こうして調べながら振り返ると興味しか湧かないジュラシックパークの舞台、コスタリカ。

 

強風のなか、素敵な出会いがたくさん。

中米途中下船の旅、次回運河とズレータ(元ソフトバンク、ロッテ)の国パナマ編🇵🇦

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

言葉足らずの自由 / ENSENADA 🇲🇽

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さとり世代の筆者、いよいよ三十路を迎える今年。

愛読書(雑誌)のポパイは定期的に「おとな」にスポットライトをあててくる。

「おとな」になるには、いつか「おとな」になったらなどなど。

己のスタイルを確立した先輩たちの知が美しく言語化されており、もし何かの間違いで自分が話す側になったら何を言うかななんて妄想も。

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全ては素敵なシティボーイになるため。

そんな切なる願いを抱いて生きていたら、もう世間から大人として見られる年齢になってしまった。

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着こなしや身だしなみ、心得にマナー。

誌面上のインプットはまだまだ体現できていないのは確か。

 

それでも色んな人に出会い、様々なエピソードが生まれたのは20代ポジ要素。

良いことがあればその逆も然り。

感情を揺さぶり、想像を超越していく瞬間に旅の醍醐味を感じる。

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Netflixで実写化されたほど世界的な人気を誇るワンピース。

船に乗ったのはワンピース好きがこうじてと言うのはこじつけすぎかもじれないが。

主人公ルフィは目指す海賊王像はこの海で一番自由な存在。

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自由とは何か、それはもう哲学の域。

一般的には,心のままであることあるいは外的束縛や強制がないことを意味するらしい。

 

自由には責任が伴うと小さな頃から言われ育ってきた。

勝手気ままが自由ではなく、自由という権利のもとで起きた結果に責任を持ちなさいと。

 

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責任は英語で RESPONSIBILITY 

RESPONSE + ABILITY つまりは反応、返答さらに対応する能力。

原義に込められたのはそんな意味。

英単語の多くは二つに分けると本質に近づきやすい。
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応答する能力(責任)があれば自由になれるという解釈。

仕事の質を上げていけば自由になれるのかもしれない。

自由な大人を目指して。

忘れ物、無くしものをしている場合ではないのだ。

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今回の写真はアメリカに近いメキシコ、エンセナダ。

車だったらサンディエゴからなんと2時間、、この感覚は日本人には分からないもの。

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ENSENADA

ハワイに行くクルーズで最後メキシコによるため最終日に寄港するパターンが多い。

物流の拠点としても栄え、国内屈指のコンテナ取扱量。

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温暖な気候でワインと新鮮なシーフードが大人気の街。

エンセナダのご当地グルメ、フィッシュタコスを求めて下船。

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本来は夜に街が本領を発揮するようであまり人気のないお昼時。

街の雰囲気もこれまで見てきたメキシコとは一味違う。

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トルティーヤにタラのふわふわすり身天ぷらがのった状態で提供。

飾り気のなさは斬新そのもの。

シンプリシティの勝利。

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お好みで山盛りベジ、多種多様なサルサとライムを。

これがメキシコ料理のいいとろ。

カスタマイズしたい放題、好きなようにして頬張れという店主からのメッセージ。

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素材を味わいたいので控えめなフィッシュタコスが完成。

(早く食べたいので撮影はiPhone)

魚介もあうのか…タコスの懐の深さ、自由な料理だ。

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この後エビにもトライしたがこちらも美味。

お店のすぐ裏手は新鮮さを裏付ける小さなシーフードマーケットが。

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ディスプレイに愛が感じられてとても良い。

Mercado Negro

https://maps.app.goo.gl/284vfPJXbZyAnrWM8?g_st=ic

 

暖かい陽射し、港から市場が歩ける距離、ローカルレストランの地元メシがリーズナブル。

カリフォルニアに住んでたら毎週通ってしまいそう。
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気分の良いポートデイの締めはやはりカフェ。

自家焙煎のコーヒーがテラスで飲めるお店はプライスレス。

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オーダーの待ち時間にバリスタの手仕事が見れるのは嬉しい。

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海外のカフェはなぜこうも輝いて見えるのだろうか。

本当に輝いてる可能性もある。

素敵なロゴ、地元アーティストの猫ステッカーも購入。

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Xcaanda Coffee Bar & Roasters

https://maps.app.goo.gl/zoE8LYWjdeoZrAKbA?g_st=ic

 

クルーズ客が毎日のように訪れるこの街。

お土産の質、数ともに申し分なく時間が惜しい。
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人生で初めてステンドグラスを購入。

人魚と灯台の2枚で一万円ほど(相場が分からない)

いつか飾る日、飾る場所を夢見て。

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ガイコツカップルの小物入れもお気に入り。

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サッカー熱が熱いメキシコ、今年もコパアメリカ(南米選手権)が開催されている。

サプライヤーのアディダスは新たなデザインのホーム&アウェーキットをリリース。

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古代文明から着想を得た新旧融合したデザインは毎回抜群に素敵。

下船したとある日、ちょうどリアルタイムでカタールで行われていたブラジルの試合がレストランで放映されていた。

お客さんみなテレビに釘付けで食事が喉を通っていない姿は印象的。

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次のW杯はアメリカ、カナダとの3カ国共同開催。

どんな盛り上がりを見せてくれるか楽しみでならない。

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メキシコ編はエンセナダで完結。

ダイヤモンドプリンセスのカムバッククルーズ、太平洋沿いバハ半島から3ヶ月間サンディエゴ〜メキシコ本土を航海してきた。

ハイライトはやはり豊かな食文化とビーチリゾートでほろ酔いチル。

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続きはコスタリカ、グアテマラそしてパナマの写真を載せていきます。

寄港時間短く内容薄いかもですが…外に出れて空気を吸っただけでも価値あり。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

高鳴るは胸の鼓動 / MAZATLAN 🇲🇽

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今日も考えている。

なんで船に乗ろうと思ったのか…。

初めましての場で話が弾むとよく聞かれるこの質問。

答えはかなりシンプル。

「旅行を仕事に」

まるで怪しいサイトのキャッチのよう。

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◾️サンディエゴでよく御一緒するホランドアメリカはロゴが好き。

 

時は遡り2016年。

銀座の酒屋さんで配達のアルバイトをしていた。

体力勝負な分、高時給で休みの融通効くありがたいお仕事。


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スパンはだいたい1週間〜2週間。

シフト申告の度、店長にまた?と言われていたような。

そんな生活を1年半、その間に訪れたのは10カ国くらい。

 

タイ、ニューヨーク、台湾、韓国。そして東南アジアラウンドでベトナム、カンボジア、タイ、マレーシア、シンガポール、フィリピンと巡った。

近場を中心に最後香港へ。

 

何か目的があった訳でもないが夢中に海外へ出向き写真を撮り溜めた22、23歳。
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そんな中ふとした瞬間、自分は周りから見ればただの旅好きフリーターであることに気づく(今もそう)

もしかしたらもう少し旅行に時間をかけれるのでは?

もしくは海外駐在の仕事、青年海外協力隊の道もある?

しかし後者において学歴、スキル不足は明らか。

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◾️MAZATLAN リヴァプールストリートのビートルズ像

 

2015年のワーホリinオーストラリアでは大半の日々を韓国人と過ごし英語はほぼ使わず。

帰国後、東京のバックパッカーでのアルバイトに応募したことがあった。

しかし日本人との英語面接でフリーズし落選。

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この出来事から英語面接に苦手意識が生まれたのかもしれない。

言語のセンスない自分は地道に努力する他ないのだ。


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◾️BIENVENIDOS はようこそという意味、中庭で囲むパティオは魅力的。

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◾️この日一緒に同行した同僚ウクライナお姉さん。

一休みカフェで彼女が頼んだのはドライアップルがこれでもかと入った食べるローズティ。

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◾️これがとても美味しい…ハイセンスな一杯。

甘党にとってもメキシコは天国。

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Dolce Mami Suc. Centro Histórico

https://maps.app.goo.gl/CLwnWQ7mTjt6cosC9?g_st=ic

 

暗中模索の進路。

酒屋バイトの電動自転車で有楽町まで行った週末。

大きなJTBの支店の前にデカデカとスーパースターヴァーゴ初日本発着!の広告が。

 

ここでよし船か、、とはならなかったはずなのだが。

考えもしなかったアイデアが落ちてきた時、高まる胸の鼓動。
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国内大手、飛鳥IIを所有する日本郵船にアプライするも書類選考で落選。

これまでも節目に幾度も落ちてきた事実。

 

諦める訳にはいかない大航海。

別の道を拓くためグーグル検索続行。

 

インディード経由で香港のクルーズ会社に採用されたのだった。

結果そこは有楽町JTB広告の船なのがおもしろいところ。

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ウエイターからフォト枠でプリンセスに移籍し2回目のコントラクトでパンデミック。

その2年後、カムバックしヨーロッパ、中米へと物語が続くことは当時知る術もなく。
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前置き長くなりました。

今回はメキシコ、ゲストもクルーも大好きマサトラン

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新旧が見事に調和しほぼ完成されている観光地といえる。

 

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旧市街の中心、スペイン統治時代が色濃く残る大聖堂。

街と調和する黄色の使い方に感服。
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セントラルエリアにあるカテドラルとマーケットはセットで訪れて。

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生鮮食品からお土産、雑貨服まで幅広いジャンルをカバーする大人気市場。

しっかりと動線が確保され広い道幅。店舗も驚くほど整頓されている。

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上野アメ横の地下街がよっぽどカオス。

クルーズ慣れしているので英語も通じやすい。

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2階のフードコートは大繁盛。

ただ何が何なのか読めないし、想像すらできないので知っているもの選びがち。

日本に来た観光客も同じ気持ちなのだろう。

やっぱりちょっともったいない気もする。
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Pino Suarez Mazatlan Market
https://maps.app.goo.gl/xy735JkqroVpppHQ9?g_st=ic

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メキシコといえばもう一つ柔軟剤のダウニーのイメージ。

原産国だからかスーパーでとても安く買える。

アメリカ、ベトナム製のものよりフローラル系の香りが強いとか💐

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船内で唯一やらなくてはいけない家事、洗濯。

クルーランドリーはもはや戦争状態、限られた台数(すぐ故障する)を全員で奪い合う。

時には前方から中央まで遠征することも。

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フワフワの仕上がり、良い香りに包まれた洗濯物は人を幸せにする。

Tシャツはアイロンかけて畳んでしまうまでがルーティン。

 

待ち時間なしで洗濯機が使え、仕事中に乾燥まで終わらせれた時の快感。

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国内外問わず旅先でコインランドリーがあれば喜んで足を運ぶ。

洗濯物だけは溜めたくないのだ。

おすすめの空間美コインランドリーあったら是非教えてください。

 

なんで船に乗ったのか、という書き出しから洗濯大好きという締めは想像もせず。

書きたいことを書きました。

次回メキシコ完結、ラストエピソードです。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

なんてったってビーチ x2 🇲🇽

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何時間かけて準備しようと一瞬で終わるオンライン面接。

いつも通りやるだけと心がけても緊張するもの。

そんな場面が急遽セッティングされ練習におわれていた。

少しは英語が話せるようになったのか。

所々運任せ。

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話は戻り毎度サンディエゴから始まるメキシコクルーズ。

 

当然と言うべきかもしれないがセキュリティ大国アメリカ、空港と同様に港も出入国が超厳しい。

数に限りのある外出許可証、出れる時間もあまり取れず。

ゲストの下船が完了しすぐ乗船とタイトシフトなターンアラウンドデイ。

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Sail Away の出航パーティはオープンデッキで。

Shut up and dance with me / WALK THE MOONの曲と共にダンサーズのパフォーマンス。

笑顔な人が周りにいると自然と自分も笑顔になるもの。

ハッピーオーラはどんどん出すべし。

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足元から伝わるエンジンのかかった振動。

ここで脳内ビジネスモードに切り替わる。

ゆっくりと旋回しゆっくり加速。

ブリッジ(操舵室)から3連発される汽笛は港中にに響きわたる。

癖になるこの瞬間。

ちなみに客船は時速40キロくらいで進みます(ノットだけど)。

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Huatulco

船上での1日を終えた翌朝。

青空の下、到着したのは美しきビーチタウン。

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この日は早起きして朝からお仕事。

寄港地での撮影はローテーションだがこういった映える背景だと俄然やる気。

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Playa Santa Cruz

https://maps.app.goo.gl/EMs5FVjFxnG2de5d8?g_st=ic

白浜のビーチにブランコ、そして我が家、お船。

クルーをしている上で夢見るこのシチュエーション。

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南国らしい背に高い花と青空のコントラスト。

いつの日か行くであろうカリブ海。

メガシップが何隻も停泊するマイアミ発着で島々を周るのもロマンがある。

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ついつい日陰を選びながら歩みを進める。

結果小1時間ほど歩き目的地のモールでお買い物。

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とってもタイプな教会のサイズ感、色味に奥行き。

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夏の軽井沢、ハルニレテラスにもある傘のディスプレイは一体どこが発祥なのだろうか。

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このコントラクト全体で歯磨き粉をたくさん購入。

ホワイトニング歯磨きはどれだけ効果があるのか、自分で検証。

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憧れの世界線が現実になった1日に満足。


Puerto Vallarta 

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メキシコクルーズのハブポートのひとつがここプエルトバヤルタ。

この日はカーニバル社パノラマ号と相席。

乗客ほぼ4000人の大型シップは並ぶとやっぱりひとまわり大きい。

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前述したお気に入りビールソルクラマト。

ヨーロッパにいた時はエナジードリンクばかりだったがこのコントラクトはクラマトが代行。

栄養補給できてる感覚の味、アルコールだけど。

暑い日は特に効く気がする。

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白塗りの壁には全く主張のないビーチ看板。

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力強い矢印の先はローカルのアジト…?

ちょっと心配だが来た道を戻るのはNO WAY

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Crown Paradise Golden Hotel

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広がる長い長いビーチは立ち並ぶホテルのプライベート使用。

街の喧騒から一線を画す静寂さ、異世界が胸を打つ。

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水平線を前に輝くステンドグラス。

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シンプルを極めた100点満点のチャーチがハイライト。

良すぎて同じ構図で縦横撮影。

もしブライダル出来るならここ希望。

同い年の大谷さん結婚…。

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マリンアクティビティにショッピングと徒歩圏内で全て完結するのは魅力。
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一晩泊まる訳にはいかないだろうかなどと無理を言っても仕方なし。

ビーチを背に船へ戻ったのでした。

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メキシコは本気でまた自力でゆっくり来たい国。

大小関わらず、どの寄港地も旅人心を鷲掴みにするハイクラスな満足度。
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ラスト20代の今年も好きなことを出来るのは幸せなこと。

それはたくさんの人に許容され生きているという意味もあり。

これまでお世話になり関わった皆さんに少しでも恩返し出来る2024年にしたい。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。