2015年8月ビクトリア州のミルデューラというところで初めてのファームライフをスタートした。1ヶ月のメルボルン〜ダーウィン〜カナナラ〜ケアンズという南北横断の迷走期間を経てついに腰を据えた格好だ。正直なところ、
ホテルジョブを紹介してくれるというエージェントに登録したが思うように仕事が見つからず時間がなかった自分はなんでもいいから今すぐ行ける仕事を紹介してくれという事で韓国人経由でここのファームに行くことに。
歩合制のシトラスピッキングで朝6時〜午後3時くらいまで青空の下、ひたすらマンダリンオレンジを収穫する。畑はミルデューラからバスで約1時間いったところにある。たまたま行った先のファームがバスを持っていた(かなり希)のでモーテルからの交通費がかからなかったのはラッキーだった。
初めて海外で仕事をする経験だったがとにかくやる事があるというのは幸せな事だと思う。それでしかもお金をもらえて友人が出来てその分長くオーストラリアにいれるのだからいい事だらけだ。
結論迷ったらファームに行こう!
このボックスをいっぱいにしてAUS$ 80/1binといったところ。この箱を二人一組で木の上下に分かれて収穫するので要は1人$40という相場。だいたい一日良くて2箱〜2箱半いく。韓国人経由で来たのでファームは韓国人が6割、日本人4割の典型的なコリアンファームで1日がんばって$80くらいが目安…なんとも言えないが仕方ないのでやるしかない。
ミカンの木は高く3〜5メートルあり上から下までしっかり満遍なく実が付くので上はハシゴをかけて収穫する。カンガルーバッグと呼んでいたが金具のついたバッグにオレンジを詰めるだけ詰めていっぱいになったら箱にリリースする。
1日の終わりにはみんなで採ったオレンジのビンが一列に並ぶ。どうやらこれらは中国に出荷されるらしい。
大規模農業のスケールは思っている何倍もでかく自分の存在のちっぽけさを実感する👨🌾
完熟の身が柔らかいオレンジはよく採ったその場でよく食べていた。不思議と甘いものが摘んでいるとだんだんわかってくるのだ。
ミルデューラ図書館の入る建物に売っていたオレンジのかわいいゆるキャラ。
こうしてミルデューラのシトラスピッキングから私の4ヶ月間のファームライフがスタートした。