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1994年生。元客船クルーの航海日誌 / IG @imknto はリアルタイムで更新中。

ニャウンシュエ/この街はローカルフードにハズレなし ミャンマー⑥

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遺跡と夕陽を満喫したバガンからインレー湖のあるニャウンシュエ村までバンで移動すること8時間。交通手段はホステルで予約するスタイルで泊まるところは booking.com で下調べして予約するスタイル。ただミャンマーは agoda の方が同じホステルでも安い傾向があるかもしれないので要チェック。ただ物価は東南アジアの中でも安い方で中長期型バッグパッカーからするとありがたい。

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朝6時半ホステルでピックアップされ後部座席独占に成功したが後輪の真上かつ全然OKではないイスの固さと角度…足元には横たわったバックパックと謎の重そうな段ボールが置かれ休憩入れながら悪路の8時間、たぶんもっといい方法があったかもしれないが自分で決めたことに文句は言わない。
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到着したのは夕方6時。

WeStay @ The Grand Nyaung Shwe  

名前の響きに負けてない立派なホステルは★4.2。短期間で安宿を転々としていると東南アジアのホステル、バックパッカーの価格帯の基準がだんだんわかってくる。ミャンマーは$10以下で十分きれいで快適に泊まれるのがスタンダード。★の数はグーグルレビューより参照。
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野犬が多いミャンマーではウォールアートも犬。ただめったに吠えないし凶暴なわけでもないのであまり害はなさそう。噛まれたら終わりという恐怖心は常に持ちつつこっち来るなよと念じ息を止めて横を素通りする。

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SIN YAW RESTAURANT ★4.7

メニューより先に虫除けブッシュが出されたのは人生でも初めてだった。頼んだのはジンジャーハニーレモンティー、お好みの量でハチミツ添えを一口すする…疲労困憊の体に応えすぎるなんと優しい味。レモンも果肉たっぷりでクラッシュしてハニー追加して濃いめでいただく。お湯足して二杯目…豆腐の味噌風ピリ辛炒めもクセなく食べれた。このタイミングでスコールが来て停電。Wi-Fiも断たれ暗い店内でしばし無になれた瞬間。店員さんの英語も気遣いも素晴らしくレビューの高さにも納得がいく。

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翌朝。

CAFE CCM ★4.9

街に着くなりコーヒーでグーグル検索をするのが日課になっている私がまず向かったこちら。ミャンマー産のローカルコーヒーを使用しコーヒーはもちろん、スイーツやデザートも取り扱うお店。
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小さなお店で中にテーブル2つと、外にはパラソルの下に2つあるのみながら、広々とした空間と温もりのある色味で内装で統一され白いマグカップとかわいらしいロゴが際立つデザイン。
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値段もツーリストからしたら良心的、表記はアメリカドルではなくミャンマーチャット。2500チャットで$1.6ほど。ハンドドリップ、アメリカーノともに量◎濃さ◎とても満足。

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Harvest Cafe & Dine ★5

新規店につきレビュー数はまだ少ないが高い評価を得るこちら。ここの驚きは日本人の鈴木さん夫婦がミャンマーへ移住しカフェをオープンしたこと。NPOを経験し、コーヒービジネスを通じ地域支援をするモデルに感銘を受けた。ニャウンシュエから北にあるピンウーリン州、東にあるシャン州ユワンガンはアラビカ種のスペシャリティコーヒー産地として年々注目されており、収穫期にはファームツアーも開催さているのでホームページをチェック。

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Coffee flight と題してミャンマー産のコーヒーの飲み比べができ、カードには産地、精製方法、生産される高さ、味のイメージが記号と色で描かれておりそれぞれの差異を一口ずつ味わえる。カッピング願望をまさかミャンマーで叶えられるとは思ってもいなかった。

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バナナケーキの付け合わせは芳醇な香りが広がるブドウのコンフォート。
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オープンテラスでミャンマーの写真集をみながらコーヒーをすする。優れた豆の産地が近くにあり、インレー湖を求めて観光客がやってくる静かなニャウンシュエの街はコーヒーを味わう環境としてぴったりだ。
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Genius Cafe ★4.5

このカフェは観光インフォメーションが併設されておりインレー湖ボートツアーの拠点となる。湖へと繋がる小川の辺にあるテラスから次々と発着するボートとその波の美しい波形に見飽きた頃にコーヒー飲み終わるよう計算されている。

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さきほどの SIN YAW RESTAURANT でたまたま会った日本人にオススメされたローカルレストランにバガンで会った大学生コージと合流し行くことに。
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NAUNG INLAY RESTAURANT ★4.9

シャンヌードルはこの地方で有名なローカルフードでコージと行ったバガンのレストランのビーフンのピーナッツ風味の坦々混ぜそばとは全く違った。
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店内にはありとあらゆる言語でメニューが書かれておりもちろん日本語もあった。野菜シャンヌードルが一押しらしく頼むとこの後、停電。ただでさえ薄暗い店内、奥の厨房は真っ暗闇でマスターらしきおばちゃんが黙々と料理する。その音だけが響き渡り正直どうなるか心配していたが、これもまた旅の醍醐味の一つなのはいうまでもない。
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えっっ。一口スープを飲み麺をすすり箸を置いた。うますぎる…野菜の旨味がスープに広がり味噌のようなコク、スパイシーな刺激や薬草の臭みはまったくなく箸が止まらない。何がどうなってのか分からない、、軽くパニック。勢いで追加オーダーした米を分け合い今までの東南アジアで初めてスープまで完食した。
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レストランに入ってきた整った顔立ちの野良猫。

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バガンで見つけたファイブスターはフライドチキンのお店なのだがここのチキン、シンプルにうまい。衣はなくカリッカリのクリスピーな衣とジューシーな身。これで$1.5はコスパ鬼。
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この日の夜はW杯予選でヤンゴンで日本対ミャンマーの試合がありレストランでミャンマービール飲みながら観戦。試合があるのを現地に行ってから知り行きたかったが旅程が合わなかったので諦めてテレビのあるレストランを歩いて周りチャンネル交渉。

プレミアリーグのイミテーションが出回ってる割にミャンマー人は国内サッカーへの興味が薄いようで、雨が降る最悪のピッチコンディションのヤンゴンで日本代表は2ー0の勝利を収めた。屋根がありビールを飲みながらつまみのピーナッツを頬張るニャウンシュエのの方が結果的に環境良い疑惑。ローカルな雰囲気に溢れたニャウンシュエはオススメです。