All in my head

1994年生。元客船クルーの航海日誌 / IG @imknto はリアルタイムで更新中。

激動の日々を締め括る離島生活

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足早に経過する西表での新生活。

皆無の年末感を払拭するM1決勝、野田クリスタルの掴みは最高でしたね。

 

派遣契約は一応3ヶ月なので折り返し目前といったところ、今後の構想は毎日のようにしている。

考える時間、調べる時間は十分にあるので今準備できることをするとしよう。

 

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西表 12月の天気

晴天のみの写真フォルダとは裏腹にまあ雨雨雨。

気温に関して言えば20度こそ切らないが1日を通して晴れる日は数えれるほどで風が強い分天気も変わりやすい。

傘をさしても壊れるだけなのでカッパを切るかもしくはありのままに濡れながら進むか。

 

夜の暗さはおそらく年間通してだと思うが衝撃的暗さ。

写真は12日に撮影した0時前の夜空。

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仕事終わりホテルから離れれば離れるほど広がる輝く視界。

ふたご座流星群の兼ね合いもあってか流れ星を観測出来たのはオーストラリアのファーム以来。

普段からライトがないと怖くて歩けない夜道には虫や動物の鳴き声が反響し、足元にはカニやヤドカリがいたりする。

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あくまで冬は冬、服装の基本は薄手でいいので上下長袖を。

暑ければ脱げばいいが、寒いとなると…簡単に買いにもいけず。

持参した長袖はニット1枚、ウィンドブレーカー1枚のみで後はTシャツにハーフパンツを選んだ自分を責めたい。

ちなみのユニクロは石垣にもありません。

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水着もこの時期は出番なくヒートテックとジャージ、勉強本を寮にお取り寄せ。

マイチャリは飛行機預け荷物で。普通に重かった。

 

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職場近辺の日常

観光的にはオフシーズンなこの時期にキャパギリギリに近いほどの人がホテルに訪れていたのはGotoの恩恵だろう。

生い茂る木々と南国の花々に見いだす南国リゾート気分を波音が引き立てる。

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ウェブサイトで見れるホテル敷地内から少し出てみよう。

数種類の蝶々が色とりどり飛び交う細道を真っ直ぐ歩くこと数分。

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昼のみ営業するご飯屋さんに出る。

こういったお店は島どこでも個人経営で地元の食材が多く振る舞われるため味が良く個性があっておもしろい。

ここ唐変木の雰囲気は抜群。イカ墨パスタが美味しいらしいので今度行ってみたい。


749 Uehara, Taketomi, Yaeyama District, Okinawa 907-1541
0980-85-6050
https://goo.gl/maps/udB1NeNj6dty35AKA

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来た道を戻りホテル奥にあるのがほぼプライベートビーチの月ヶ浜

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文字通り月のような形で透明度はもちろん、砂のきめ細かさも◎。

人気がないため安心して?ドローンも飛ばせる。

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フランス出身のおじさんが持つのは最新型dji。リモコンにスマホを繋げて操縦する。

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20分ほど歩くとマングローブ林につながり朝にはアクティビティの一つであるヨガの呼吸法を取り入れたストレッチが開催され大人気(らしい)。

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他にもピナイサーラやマリユデュの滝へのトレッキングツアー、カヌーやサップにダイビングと豊富な自然派アクティビティラインがこの島最大の魅力。

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せっかく山、海、川とあるので満喫するためにも石垣から日帰りよりも(どこでもいいので)宿泊をお勧めしたい。

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空港のないこの島への交通手段は安永観光、八重山観光が運営する船のみ。

港は北と南に一つずつ。どちらも石垣離島ターミナルから所要時間45〜50分。

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ホテルへの玄関口にしてすぐ欠航する北の上原港と台風でも来ない限り船の往来可能な大原港

上原〜大原間はバスに揺られること小1時間、島を半周する勢い。

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沖縄本土の次に大きな島でこそあるが人の住むエリアはインフラが整備されているところ限定。

離島からさらに離島へのパイプラインは海底にある。

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欠航する理由として航路の違いでサンゴ礁の有無が関係しているとか。

風のない日だけ乗れる石垣〜上原便はとあるゾーンから元船員も驚く揺れに見舞われる。

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コンビニ、スーパーはなく個人商店である物を買う感じ。

基本全て割高で一番島を感じる瞬間。

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物価の王様卵で250円、もやしは驚きの160円。

牛乳(946ml)は280円などなど…住むとなると食費はネックだがそれでも買うのは島豆腐。

お肉は基本冷凍で魚も缶詰中心、高価なので自炊は野菜中心に。

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たまにチェックする人材募集の張り紙。

直電文化なのに自分のUQモバイルが電話繋がらなかったり、野菜がg売りで一個から買えたりと5年前のオーストラリアライフを思い出す。

タロットや星座占いなどスピリチュアル系が多いのも気になるところ。

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新鮮な上にボリュームのある野菜無人販売はとりわけ生活に欠かせない。

みな同じコンディションなので昼過ぎには売り切れる圧倒的リピーター率。

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残っててもパパイヤ。調理法はいつもクラシルで探す。

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炊飯器ないのでほぼパスタ、それも夏場に派遣倉庫で流れてきてたセルビア産🇷🇸と嬉しい再会を果たす。

ニンニクとオリーブオイルさえあれば何入れても美味しい。

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ダイドーのミルクコーヒーは本土にいた時から好んで買っていたもの。

部屋では毎日目分量ながらドリップでコーヒーを淹れるのが楽しみ。

 

こんな食生活だからこそ外食はスペシャル。

特に冬のみ狩猟が解禁されるリュウキュウイノシシ(通称カマイ)の刺し身は本当に美味。

本土より小型で草食なためくさみなく滑らかな味わい。

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お酒が入ると変なフィルターで撮って後で後悔するがないよりマシか。

助かる無料送迎サービス付きのお店 一隼 ichitaka
〒907-1541 Okinawa, Yaeyama District, Taketomi, 字上原10-720
0980-85-7833
https://goo.gl/maps/yZY3JXLLaUt5k3Mo9

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日を追うごとに一緒に働く人たちと仲良くなってきたのはグッド。

娯楽の少ないこの島で毎日の会話は次の休みどうする?昨日休みどこ行った?なのも頷ける。

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年明けてしばらくすれば気温と共に客足もまた増えるそう。

なかなか気軽に旅行しずらい世の中ではあるものの、2021年の行き先リストに西表島をはじめ離島を検討していただけると幸いです。

 

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終わりに

今年も当ブログを読んでいただき誠にありがとうございました。

内容はともかく、年間通して毎月1話更新を継続できこの場をお借りして読者の皆様に感謝します。

 

誰しもが今年は特に思い入れのある1年になったかと存じます。

筆者自身色々あったこともあり、例年以上に顔も名前も知らないたくさんの方々のお世話になり支えられ、励まされました。

こういった時代だからこそ、身の周りにいる人やいつもの日常をより一層大切に出来ればと思います。

どうぞ良いお年をお迎えください。