Googleマップ就活と沢村ロースタリー

みなさん、おはようございます。
キウイがお買い得なニュージーランドでワーホリしているケントです🥝
ニューヘアスタイルが今や中途半端な坊主に。
キャップに頼らない日が早くきてほしいですね。

3月から働いている現地ローカルカフェ。
日本を出た理由はバリスタ技術向上、そして本場のフラットホワイトを作るため。
結果的にちょいとお金も稼いで次なる目標へ。
よく驚かれるが、今働くお店を決めたのはGoogleマップだった。

PICTON
まずは街選びについて。
今いるのはニュージーランド南島の玄関口ピクトン。
毎日首都ウェリントンを結ぶフェリーが発着。
陸路のツーリストたちは人口4000の港町ピクトンを必ず経由していく。
夏には大型クルーズ船もしばしば寄港。
前職の同僚に再開も果たし気分はホーム。
地理的な強みはターゲット層を明確にする。


10分もあれば周れるコンパクトな中心部、飲食店の数も限られる。
マップ上でカフェを検索、ヒットしたなかで一際目を惹くお店があった。
TOASTIE LORDS
https://maps.app.goo.gl/6wwjEH6ibuPRY5sM6?g_st=com.google.maps.preview.copy
フェリーターミナルから徒歩5分、ビーチと芝生の公園が目の前。
どうこのロケーション、、もしそんな好立地にToGo専門のオシャレトースト屋さんがあったら…
自分も入るだろう。
営業時間も比較的長く休みなし(NZの田舎では珍しい)。
◎レビューの連続、読めば読むほど膨らむ妄想。


そうしてマップからお店のウェブサイトに飛んでメールを送った。
ここから間が空くのが普通、しかし運良く翌日返信が。
現地に来たらお店に来てねという展開だった。
しかし数日後、急遽オンライン面接をすることに。
そんな流れでうまくいき渡航2週間前にはコントラクトレターをいただく。
出来過ぎ。
かなりレアケースだとは思がもしワーホリを考えているのなら試す価値あり。
Googleマップでワーホリ職探しまとめ [気にすべき5つの事]
①ロケーション
②ターゲット
③メニューと価格帯
④レビューをよく読む
⑤SNSをチェック
これらは日常的にカフェや飲食店を探す時も気にかける要素。
かりにバリスタを考えているならこれら以上に掘り下げて情報を収集。
働く人数、お店のキャパシティと席数、 営業時間、使ってるマシンや豆。
リサーチを侮らなければ面接も自信を持って望めるはず。
忙しいお店は総じて時給も良い。
ハードワークは時に報われる。

前置きが長くなりました。
結果的にワーホリで良いスタートを切れたのは軽井沢カフェのおかげ。
ここで働いたからこそ面接に自信を持って臨めた。
右も左も分からなかった自分を許容していただき感謝しかない。
今回はそんな 隠れチルスポットの紹介。

SAWAMURA ROASTERY
https://maps.app.goo.gl/NEDJznryLrF6dthp6?g_st=com.google.maps.preview.copy
旧軽井沢エリアでは有名なベーカリー&レストラン沢村。
同系列初のコーヒーを主軸としたカフェが2023年3月にオープン。
駐車場あり、一階テラスはペット◎


大型のロースター(LORING 35kg)を併設。
軽井沢そして都内にある沢村各店に新鮮な自家焙煎の豆を直送している。


人気のブレンド、そしてシーズンで変わるシングルオリジン。
上品な香り、繊細な甘みや果実味を origamiドリッパーで丁寧に抽出
キャラクターが際立つ個性豊かなお豆たちを楽しんでいただきたい。
もちろん好みは人それぞれ。
選んだコーヒーに理由がありその一杯が美味しいと思っていただけたら本望。


憧れのエスプレッソマシンはイタリア製。
バリスタアティチュードのTEMPESTA 。
世界一のバリスタを決める大会WBC(日本一を決めるSCAJも同様)公認マシンが軽井沢に。
エスプレッソの豆は(おそらく今も)日替わりなので要確認。
ミルクビバレッジの味わい、風味は大きく変わってくる。

自分が今どこのどんな豆を飲んでるのか。
それを知るだけでも味わいは変わってくるはずだ。

韓国プサンから始まった牛乳投資。
ミルク欲しさに近くのスーパーデリシアで働こうかと思ったくらい。
恵まれた環境の下、良き師に囲まれひたすらラテを練習した半年間だった。


思ってる以上に歩く軽井沢観光、雲場池もがんばれば徒歩圏内。
しかしながらゆっくり座れるスポットが少ない。
筆者のおすすめは2階(テラスもあり)でゆったりまったり。
ここが本当に良き空間、アート、暖炉、テラス、本や写真集そしてきれいなお手洗い。


コーヒーのみならず何か気になることあれば気軽に店員さんに聞いてほしい。
観光案内もまたバリスタのお仕事。

ロースタリーと言いつつちゃんと沢村といえばパン。
ケーキ、焼き菓子、ホットドッグ…迷ってしまいレジが遠い。
ほとんどのパンは朝焼きなので狙い目は午前中。
カルダモンとコーヒーの相性たるは…いつかはトルコへ。

ちなみに1番好きなパンはベーカリーの方にあるルヴァンのビーフパストラミサンド
数量限定、パルミジャーノチーズ好きは軽井沢集合。

以上、いかがだったでしょうか。
沢村ロースタリー気になってもらえたら嬉しいです。
ここで自己実現のためスキルだけ磨き、欲しいものだけもらって出国した身。
もちろん頑張って働いたけれど…なのでこのブログがトリビュート。
これからの暑い時期、軽井沢に行く機会があれば是非、足を運んでほしいお店です。
さてことある事に更新してきたALL MY HEAD
バックパッカー、 フォトグラファーとして乗船しアジアクルーズ。
長いコロナ禍でも船を諦めきれず。
晴れて再乗船、ヨーロッパ、中米へそして船を降り未経験からバリスタ転身。
そしてワーホリへ(NOW)

振り返ると色々ありましたね(他人事)。
そんなこのはてなブログ今回を最後にnoteへ移行します。
これからも記事を書いていきますしコメント大歓迎です。
改めてよろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、そして長らくの間ありがとうございました!
KENTO
パンとワインと軽井沢

みなさん、こんばんは。
ラグビーの国ニュージーランドにいる筆者のケントです。
今時期熱いのはサッカーヨーロッパ選手権(EURO)、コパアメリカ。
全世界(の一部)が熱狂しているフットボールが全く話題にならない南半球。
秋から冬へ季節の変わり目。
仕事終わり雨に濡れ凍えて帰宅。
ホットシャワーのありがたみ。
しっかり体調を崩し直面するリアル、風邪薬持ってきてない。
ここは異国の地。
ワーホリは全て自己責任。
困っていたところ、お守りがてら携帯していた龍角散のど飴をなめて寝たら無事完治。

前職のクルーズ船ではメディカル(医務室)に行けばいつでも薬がもらえたのだが。
海外のは総じて我々にはちょっと強い気も。
ちょっと長めになりそうな海外旅行には薬を持参しましょう。

前回に引き続き、未経験からバリスタを目指すお話。
箱根そしてプサンを経由し舞台は長野県、軽井沢町へ。

説明いらずの有名避暑地は東京から新幹線で1時間。
皇室とのゆかりも深い。
ちょうど今時期から紅葉シーズンまで人で溢れかえる山奥。

きっかけはリゾートバイだった。
これが最後と言い聞かせ手は何かとお世話になっている。
これまで過去の赴任先はホテルや旅館といった宿泊施設。
富士山の麓、奥飛騨の山奥、秘境のジャングル西表島…インスタグラムで写真見れます!
https://www.instagram.com/imknto?igsh=MTBhcnVibzY2ZmN4eg%3D%3D&utm_source=qr
さて今回のリゾバ、希望条件はズバリ飲食業。
願わくばカフェ、またはレストランでお願いしますと リゾバ大手DIVEの担当者にオーダー。

限られた案件の中、2択に絞られた。
瀬戸内海の直島に浮かぶアート施設併設カフェ
or
軽井沢の大人気ベーカリーレストラン
バリスタコースを終えたばかり、即決でカフェを選ぶだろう。
海も近いし。
しかし森の軽井沢を選んだ理由は大きく3つ。
①米に負けないくらいパンが好き
②Googleマップの高評価レビュー。
③地元埼玉からの距離。
日帰りで行き帰りできるのは魅力。

Bakery & Restaurant Sawamura Kyukaruizawa
ベーカリー&レストラン沢村旧軽井沢
https://maps.app.goo.gl/CzELauKGAFbyRdMF9?g_st=com.google.maps.preview.copy
広々とした2階建てのお店は二つに分かれている。

正面左がベーカリーゾーンでパンを買えるカフェ。
天然酵母を使用したハード系のパンが人気。
お気に入りはショコラ大納言。

そして職場は右手側、パンとお料理が楽しめるダイニングゾーン。
料理、空間、サービスに強いこだわりを持つブランディング。
季節の食材を用いた逸品の数々、お肉料理が特に美味しい。

繁忙期のピーク、6月後半から8月までの短期契約。
シーズンを通してモーニング、ランチ、ディナー全ての時間帯開ける。
そんなレストランは軽井沢では稀有。
筆者が担当するのは昼夜シフト。
ターゲットは観光客が8割以上といったところ。

初日たまたまアサインされたドリンカーシフト。
それ以降、ウエイターとしてホールに出るよりもバーカウンターでドリンクを作る機会の方が多かった。

標高1000mにほど近い澄んだ空気、開放感漂う店内の雰囲気。
いつも以上にビール、カクテルが美味しく感じるだろう。
ただパンとの相性、タパス、メインディッシュとのマリアージュ。
ワインを飲むのに最高のシチュエーションでは。


赤か白か、それだけの区別でこれまでの人生を歩んでてきた。
バーカウンターにさえいればオーダー通りのワインをグラスに分量通り注ぐだけ。
あとはウエイターに運んでもらって事なきを得る。
しかし問題は、えっ今日はホール?のシーン。
本日の日替わりグラスワイン3種、そしてボトルセレクション。
産地は分かれど品種、特徴…イメージ出来ないままテーブル対応。
忘れもしないとある日のランチタイム終盤。
ゲストからのグラスワインに関する問いにその場しのぎのアンサー。
不審な面持ちで首を傾げられる。
これはまずい、猛省して 勉強開始。


ワイン一年生のわかりやすさは驚愕、おすすめの一冊。
色々な本を読み進めるにつれて発見が。

味と香り、気候や土壌で変わる味わい、品種のキャラクターや個性。
コーヒーに通じる部分も多くワインがおもしろくなってきたぞ。

インプットの次はアウトプット。
軽井沢から1番近いワイナリー、小諸のマンズワインを見学。

異なる品種の飲み比べは驚きの連続、素人でもはっきり分かる。
丁寧な仕事ぶりに感銘を受けた。
人類史を共にしてきたといっても過言ではないワインの世界。
最近ハマっているオリラジ中田さんのYouTubeでも取り上げられてます。
https://youtu.be/xA7oDB91DfI?si=RppPU767agviBYLB


標高と起伏に富み長い日照時間、昼は暖かくて夜は涼しい。
雨が少なくブドウの生育に適した長野はとにかく天気が良い。

CERCLE PLUS MIYOTA
セルクル プリュス
https://maps.app.goo.gl/275nTn2hQ9HXjnJG6?g_st=com.google.maps.preview.copy
軽井沢のベッドタウン御代田街。
駅からほど近いセルクルも良質なF&B体験を求める人に心からオススメしたい。
エチケットを見てるだけでも楽しいワインコーナー。

毎回ブログの1枚目にはお気に入りの写真をレイアウト。
今回は愛してやまないセルクル特製チーズケーキ。
生のコカゲビール、地元食材のデリも要チェック。


もし選んだ場所が軽井沢ではなかったらなんて一切考えなかった。
それくらい充実した時間を過ごせたのは周りのおかげ。
許容されて生きている、自分も他者にそうありたい。
豊かな自然、美味しいご飯、意外と便利な公共交通網、おしゃれなショップ。
もしかして住みやすい?
近年、移住者が増え続けるのも理解出来る。

派遣先の紹介で知ったベーカリーレストランサワムラ。
旧軽井沢店から歩いて数分のところになんと焙煎所併設のカフェを新規オープン!!
赴任した際はまだ開店して4ヶ月目のことだった。

6月末〜8月までのレストラン派遣契約を満了後、 面接の末ついにカフェで働けることに。
㊗︎軽井沢ステイ決定。
ロードto beバリスタ、いよいよコーヒーを作る日がやってきた。
期待感を胸に次回へ。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
一流に学ぶ、バリスタ弟子入りinプサン🇰🇷

みなさん、こんばんは。
ニュージーランドにきて一ヶ月も経たず頭を丸めた筆者のケントです。
イメージは『梨泰院クラス』パク・セロイのはずだが思ってたのとだいぶ違う。
悪いのはモデルか、美容師の腕か。
ともかくスッキリさっぱり。
仕事中は帽子をかぶり、シャワー時間は圧倒的に短縮された。
しかし散髪からしばらくしたある日、最新韓ドラ『涙の女王』を鑑賞。

やっぱりロン毛コリアンパーマいいな…。
後悔先に立たず。
髪を伸ばす食べ物を検索したらやっぱりタンパク質がいいらしい。
チキン、プロテインに加え缶詰の豆も摂取。
まずはいち早く前髪がほしいところ。

話は前回の続き。
大まかな流れは箱根リノベカフェでのバイトに落選。
未経験だし仕方ない。
潔く諦め自費で渡韓、プサンで短期バリスタコース受講を決めた。

滞在期間は2週間。
舞台は釜山駅からほど近いカフェ、マリステラコーヒー。
プリンセスクルーズで働いてた頃からリピートしているお店だ。
ちなみにマリス、ステラは海の星という意味。

このカフェいいな、そう思わせる要因は一体何だろうか。
味、雰囲気、接客…正直なところ直感でしょう。
だがそれを言語化して誰かに説明できるようになりたいこの頃。
好きには必ず理由があるから。

マリステラはきれいなプサンのクルーズターミナルからギリ徒歩圏内。
下船時間を計算出来るロケーションが◎
居心地良すぎて一泊出来そうな人をダメにする椅子の数々◎
良質なカフェインのオアシス◎、高速Wi-Fi◎
心安らぐサードプレイス認定不可避。

コーヒーは喋らない(当たり前)。
なので豆の声を代弁し表現するのがバリスタ、そう言っていたのはとある日本のチャンピオンバリスタ。
バリスタと名乗れる日ははるか先に感じる。

福岡からフェリーで入国し一泊、迎えた初日。
お店にある雑誌や表彰で見たことがあるオーナー(以後先生)だったが直接会うのは初。
そしてびっくり、日本語が出来過ぎる。
受講者は他にローカル4人、仕事の傍ら、様々な思いや目標を持ってこの場に望んでいた。

ちょうどこの期間、カフェは休業中。
なぜなら焙煎機やラボも含めてお店まるごとメキシコへ引っ越し準備中だったから。
Mexico???
理由は後ほど。
完全移住のため大学ぶりにスペイン語を勉強中の先生。
溢れるコミュ力、 “Sueña en grande”


まずは座学、アラビカ種とロブスタ種の話から開講。
懐かしのコーヒーベルト(数ヶ月前その辺をクルーズしてたんですよ)
現物をイメージできる脳内、深まる理解。
オリラジ中田敦彦さんのYouTube 大学、大航海時代編はほんとにおもしろいです(余談)
https://youtu.be/dZz4JA5Wtn8?si=5baOCfmEMxblNlT9
次いで各抽出器具の名称や特徴、正しい使い方について。
やはり大人になってから自主的に学ぶカテゴリーの勉強はまあ楽しい。

それから一年が経ち、運良く異国でコーヒーに関われている今。
当時のノートを見返すと同じことで悩んでるなんてことばっかり。
気になったこと、困ったこと、良かったこと、成長点、目標なんでも書き出してみる。
実践感覚とロジック、理想のすり合わせ。


質問攻めにしたドリップコーヒー(POUR OVER)のデモンストレーション。
先生いわく「ドリップの濃度調整は店のテーマで決める」と。
レシピやテクニックばかりに気をとられていた自分、店!?新たな視点。

いよいよ念願の夢にまで見たラテアート体験。
ラテアートに目を奪われがちだが全ての基本はエスプレッソ。
グラインドの調整からタンピング、そしてショットを落とすところまで一連の動作をスムーズに。

焙煎具合、粒度、重さ、抽出時間を掛け合わせ理想の抽出を再現。
本当のバリスタの腕が試されるのはエスプレッソの調整だと思う。
一眼レフカメラをマニュアルで撮る感覚に近いかもしれない。

お客さんとして通っていた場所でバリスタ側にいるこの状況、しかも貸切で。
俯瞰すりとやっぱり不思議。
スチームは洗剤入りの水で練習 (ひどい泡)
一定の温度でスチームを止める感覚を早く掴みたい。

この日から始まった蒸気との戦い。
個人的産業革命。
ミルクがうまく作ればないと、何も描けないのがリアル。

全体での講習課程を終え個人的に練習していたある日、
「何のためにラテアートをするの?」
先生からの急に哲学的な問い、返す言葉を失った。

なぜ、、、何のために?
それ以来、未だに答えを探している。
お客さんはどんなコーヒーを求めてお店に来るのか。お客さんがいてこそバリスタ。
コーヒー資格試験にて審査員を務める国内では名の知れたプロフェッショナルの先生。
長年のキャリアをかけて積み上げた立場、安定を手放し昨年夫婦でメキシコ移住。
「培ってきたスキルをコーヒー生産者サイドに還元することが残りの人生で出来る最善のこと。」
そう聞いた時には鳥肌がたった。
国家プロジェクトと連携し、品評会で勝てるようなスペシャリティコーヒーの生産が今後の大きな目標。
そのリターン、報酬は必ず現地民、生産者の生活水準向上に繋がると信じてやまない。

そんな世界で活躍するバリスタのコーヒー論を目の前で手取り足取り学べる素晴らしい機会だった。
お店の価値観、こだわり、強み、ロケーションとターゲット層、そして価格帯。
以前に増して意識するようになったカフェの全体像。
この観点が現在のNZワーホリ、職場カフェ探しにとても役立った。
個人ではなく相手のため、そしてお店のスタイル、テーマを体現するコーヒーを作ろうというのが今回のまとめ。
プサンでバリスタ弟子入り編、完。
先生に感謝を伝え解散、今後の活躍を願うのはこちらの方だった。
最後プサンのロッテアウトレットで散財(神デパート)。
しっかり金欠で帰国した昨年6月半ば。

カフェで働きたいが優先されるべきは明日からでも働ける職。
選んだ先は日本を代表する避暑地だった。
次回に続きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ゼロからのスタート 人の夢は終わらない 🇯🇵
みなさん、こんばんは。
本日もお疲れ様です、筆者のケントです。
早くも2024年折り返しが近づいてきました。
おそらく日本は梅雨の時期でしょう。
というのも今生活しているのは季節真逆の南半球。

ニュージーランドでワーキングホリデーの真っ最中なのです。
今年で30歳、ギリギリ滑り込み。
どうしても叶えたかった世界線、ローカルカフェでバリスタジョブ。
選んだのは風光明媚な港町ピクトン。


念願通り、サンドイッチ屋さんカフェの一員として仕事をしています。
雄大な大自然に囲まれた美しき職場環境。
素敵な同僚に支えられ充実した日々を送っているところです。

船を降りてから1年。
本当にたくさんの方々にお世話になりました。
そして今後の展望が少し見えてきたこのタイミングで振り返る道のり。
2023年
4月 ダイヤモンドプリンセス下船。
5月 箱根のインバウンド需要で大盛況の古民家リノベカフェ(落選編)
6月 韓国釜山、クルー時代の行きつけカフェでバリスタコース(プチ留学編)
7月 軽井沢リゾバ、ベーカリー&レストラン“奇跡“ナメんじゃないよォ!!!!(実践編)
今年2月の出国までの1年を3回に分けて書いていきます。
コーヒーが冷めないうちに読み切れるボリュームが理想。
もし近くへ行く機会があれば、是非足を運んでいただきたいお店の連続です。

初回は落選編。
下船から数週間後、観光で訪れた初夏の箱根。
新緑の温泉地はインバウンドで激混みだった。
大好物の予想外。
ここなら語学を活かしつつ楽しく働けるのでは!?

そんなアイデアを胸に秘め立ち寄った元JAリノベカフェ。
直線的で無機質な外観、山々の清々しい空気を纏った自然光に優しく包まれた店内。
なんと心地の良いコントラスト。
フードドリンクともに手作りにこだわり、コーヒー豆は2階で自家焙煎。
ホテルが隣接しモーニングからかなりの来客が見込まれる。
無論お客さんの大半は外国人…あり。

ついつい働く姿を妄想してしまった。
続いて伺ったのは雑誌にもよく載る旅するカフェ。

CAFE Ryusenkei
不朽の名作 キャンピングカー、AIR STREAM内で美味しいドリップコーヒーがいただける。
https://maps.app.goo.gl/N8eGv7xJLQMEZonM8?g_st=com.google.maps.preview.copy
最近流行りの軽自動車と同じで想像以上に広く感じる室内。
フレンドリーながらクラスのある立ち振る舞い、清潔感、巧みな話術。
これがバリスタか…。滑らかな曲線に呼応するかのような角のないおもてなし。

随所に溢れる遊び心、大人の余裕。
退店時には感動すら覚えたほど心身共に満たされた気分だった。
今思えばこの1日がこの先の方向性を大きく決めたと言えよう。

喜ばれる空間で美味しいコーヒーを淹れれる人になりたい、そう思ったのだ。
箱根移住計画浮上。
就活中だった当時、お話を伺っていた横浜のポートエージェントに断りを入れた。
さらにリノベカフェグループはバックパッカー(宿ビジネス)を運営しておりそこでも働けば宿も問題ないとのこと。
重なる好条件に高まる期待。

後日オンライン面接。強調したかったのは実際店に行って働きたいと思ったということ。
しかし残念ながら縁はなかった。
結果を受け数日、真剣に落選の理由が知りたかった。
出ないと修正点や課題が見えてこないから。

ただ一度の落選、これは過去を振り返ると吉兆とも言える。
高校入試、運転免許、オーストラリアワーホリでの仕事にクルーズ会社。
ちょっと落ちすぎかもしれないが…。

新しいことに挑戦する時、試練や挫折はつきもの。
しかし落ち込んではいられない。
結果的により良い選択肢に繋がる自信も少なからずあった。
大丈夫。
なんだかんだ、この後うまくいく。
挫折歓迎、そうとでも言わないとやっていけない。

大人気のバリスタジョブはまさにレッドオーシャン。
やりたい人が山ほどいる、未経験では厳しいか。
ならば船の給料を自己投資に使おう。
コーヒーを学びに行く、それもせっかくなら海外で(マイモットー)。
こうして前回の続き、ニューかめりあで福岡経由プサン行きツアーを敢行。
箱根での悔しさを忘れず海を渡るんだった。

実はここ数年プサンはカフェの街として発展を遂げています。
クルーの時から行きつけだったとあるカフェ。
バリスタコース開催するなら是非行ってみたい...次回へ続く。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
1万円海外旅行 フェリーで行く韓国🇰🇷

みなさん、こんばんは。
筆者のケントです。今日もお疲れ様でした。
朝型生活になって数ヶ月、早寝早起きのパワフルな満足感。
睡眠前に飲むとリラックス効果が得られるというカフェインレス紅茶で晩酌しています。
憧れるショートスリーパー。

ハーブにカモミール、ラベンダーなどがブレンドされており独特のクセが。
ただこれに心地良さを覚えてしまい、、マイブームと化したPUKA。
加速するお布団モード。

船旅の話がひと段落したにも関わらずまた船の話をする今回。
舞台はソフトバンクホークスの本拠地福岡。
孫正義さんの偉人伝をYouTubeで観て感激したばかり(関係ない)。

船で何度か寄港しているがプライベートで訪れたのは初めてのことだった。
空港(それも国際空港)から電車で市街地まで15分は衝撃的。
街歩きと恒例のカフェホッピング、もつ鍋の後は楽しみにしていた屋台ラーメン。
ご当地グルメに暴走する食欲。

不思議だ。なんだろうこの日本なのに異国にいるような気分。
移住プランは前進の一途、2年後には拠点を構えたい。

観光はもちろん、福岡を訪れたもう一つの理由は船に乗るため。
目的地は200キロ先の韓国、釜山だ。


博多から出るフェリーは2つ。
高速船クイーンビートル、そして今回乗るカメリアラインのニューかめりあ。
https://www.camellia-line.co.jp/

高速船の名の通りビートルなら2時間半のところを6時間かけていくプチクルーズ。
たまにはゲストになりたい元船員。
ゆっくり時間が流れる船旅気分を少しでも味わいたかった。
極論、急ぐなら飛行機で。


1番安いランク(2等)のクラスの部屋で片道9000円。
仮眠と充電さえ出来ればなんとかなる。

乗客の大半はコリアン。
アウェー環境には十分な免疫があるので何とも思わない。
言わずもがな福岡には韓国人旅行客が信じられないくらいたくさんいる。
知らなかった世界線、1番のカルチャーショックだった。


船内の表記も観光語で韓国旅行が早くも幕を開ける。
一見難しそうなハングルだがシステムさえ理解すると読める単語が驚くほど増えるだろう。


クルーズ船で働いてた頃の食堂(クルーメス)にそっくりのダイニングエリア。
カラフルな椅子、天井の高さ、奥行きのある窓、差し込む太陽光の角度。
1ヶ月前にタイムスリップ。

充実の自販機ラインナップ。
リーズナブルな価格帯も嬉しい。
ここは迷わずロング缶で。

ニューかめりあ最大の魅力、それはオーシャンビューの大浴場♨️
ダイヤモンドプリンセスのお風呂IZUMIよりこっちの方が銭湯チックで好きかも。
船にいながらこんなに落ち着いていいのだろうか。

お風呂の向かいにはゲームセンター併設。
韓ドラでやたら目にするクレーンゲームのワンシーン。

船上ドライブゲーム…連想するのはノルウェージャンクルーズのゴーカート。
本気で船酔いしそうだが、、実際のところどうなのだろう。
煙突の煙を見ながら一服する昼下がり。


毎日運航のニューかめりあ。
博多発は12:30〜18:30、釜山発が20:00〜7:30。
人気の夜行便の方が予約埋まりがち。

島国から半島へ海路で渡る旅人、バックパッカーはかなりの巧者と見た。
願わくば筆者も異国でそう思われていたい。
現地民から、おっ分かってるねと言ってもらえるような旅先、移動手段を常に選びたいのだ。
スピードや効率が重視される現代社会。
5G並みに高速で過ぎる日常において船に6時間乗ることの価値。
あえて寄り道や遠回り、普段と違った選択をするのも悪くない。

何回目かわからない釜山港にカムバック。
一切迷いのない足取りで宿へ向かう。
そういえば横浜に釜山港という韓国料理屋さんがあります…めちゃくちゃ美味しいです。
https://maps.app.goo.gl/KHUf8uzFRhGpmSV77?g_st=com.google.maps.preview.copy

今回の渡韓の目的、それはとあるカフェを訪れるため。
ここから始まるであろうニューチャプター。

友だちコリアンおすすめのソジュで乾杯を。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
マイスイートホームポート ただいまYOKOHAMA 🇯🇵

ミニマリストは技術、物を減らすと本当の幸せが見つかる!
そんなキャッチーなタイトルの響きに心踊りすぐさま再生した日々の癒しYouTube。
身軽に生きたい現代社会、断捨離のすすめ。
最近ハマっているのがオリラジ中田敦彦さんのYouTube大学。
とにかく話が上手い、そして勝手ながら応援されてる気分になれて良い。
https://m.youtube.com/watch?v=1jTSxlw9ajE

アメリカ西海岸を出航しハワイ、グアム経由で3週間のクルーズ。
3年ぶりの日本、KOBEへとやってきたダイヤモンドプリンセス。
神戸寄港、優勝はイスズベーカリーのあんバターサンド。

続いてテンダーポートの三重、鳥羽。
伊勢神宮はもちろん、海女さんのシーフード、ミキモトの真珠に水族館と観光地目白押し。
コアなインバウンド民が喜ぶ寄港地のひとつ。

初めて食べたやわらかい伊勢うどん、歯がいらないね。
お土産に赤福。
翌朝とうとう我らの目的地、横浜へ帰還。

新たに幕開けた日本発着クルーズ2023。
周りに何もない大黒ふ頭客船ターミナル、通称ダイコク。
ここからの閑静な眺めはよく知っている。

長く乗船を心待ちにしていたであろう(一方的な)たくさんの顔見知りゲスト。
船の写真屋さんなので人の顔を覚えるのには少し自信が。
3年越しの(一方的な)再会、非常にエモーショナルな瞬間であった。

早朝の関門海峡。
船笛が響く霧の中、無人のオープンデッキに流れるラジオ体操。

韓国の釜山に寄り帰ってくる航路はもう実家のような安心感。
そんなフィーリングとセットなのが行けば行くほど好きになる九州。
真剣に移住検討中の福岡。
街から空港、港が近いって素敵。

ダイヤモンドプリンセスにとって特別な場所、長崎。
カステラは福砂屋派。


お気に入りパン屋さんガヤールは松が枝国際ターミナルから徒歩15分。
https://maps.app.goo.gl/kuSChXNZVrw1jzLJ8?g_st=ic

路面電車のあるシティに愛着湧きがち。
日本全国、寄港地に着き必ず検索するセカンドハンドショップ。
売り場の質、広さはその街を反映する(気がする)。

鹿児島寄港は前夜から胃の調子を整えることが必須条件。
全てはこむらさきのラーメンのため。


日本食で何が好き?の問いにはこれと答えよう。
好き嫌い別れる濃厚スープにニンニク追加。
白米と大根の漬け物のマリアージュはプライスレス。

天文館に時間を割き過ぎて毎回辿り着けない桜島。

まちなかおんせんで癒される青森。
港から1番近い温泉があるのはおそらく鳥取、境港にあるほのかみ。
https://maps.app.goo.gl/QP19rATnZvdMjuVx6?g_st=ic
本当に目と鼻の先、露天風呂から船が見えます。

魚菜センターにて捌かれた魚を見て今日本にいるんだなと独り言。
裏路地の七輪焼おにぎりも要チェック。

食後のコーヒーはThe Lobby Umineco。
https://maps.app.goo.gl/7kFLbZYTun4MC65f6?g_st=ic
いつもマスター夫婦の人柄に魅了されるアットホームなカフェ。

久しぶりの日本、コロナぶりの寄港地にて足を運ぶのは同じ道、同じ店。
美味しいご飯を堪能し大満足、しかしビジネスの方は…大苦戦。


フォーマルナイト終盤にも関わらず人気のないアトリウム。
この時期、大半のゲストはクルーズ常連、写真をあまり撮らないリピーター。

クルーの思いはシンプル。
船上で楽しい時間を過ごしてほしい、それだけ。
楽しい船旅を写真に残す意義は必ずあると思う。
しかしクルーズ慣れしたゲストにとって私たちは必要なのだろうか。

同僚のクールな絞りタトゥー。
母国語のマーケットで体現しきれないこれまでの経験と掲げる理想。
低調なセールスと引き換えに増えたのは労働時間だった。

シップライフの大半を占める仕事。
葛藤の最中、4月末に契約満了より2週間早い下船を決断。
自己都合の場合、また船に戻ることは原則ない。

なんとかまとめた大荷物。
ここから目指す険しきミニマリストへの道。
今も手元にあるアイテムは一体いくつ…。

晴天に恵まれた下船当日。
これまで大黒ふ頭だったターンアラウンドデイはいつぶりかの大さん橋ターミナル。
ホームポートはこうでなくちゃ、と言わんばかりの景色にカムバック。

2019年2月、初めて船を目にしたのもここ横浜だった。
埼玉から電車で向かった早朝、前泊でも良さそうだがちょっと規定より近かった説。
おかげでバッチリ通勤ラッシュと重なる登り方面。
スーツケースとバックパックを抱え…なんて迷惑な人。

未経験のフォトグラファー。
乗船すればなんとかなると思いきや、そんなのただの幻想。
英語はおろか日本語でもまともにコミュニケーション出来ないと言われる有様(事実)。
昔から潜在的に苦手意識があった対話。
表舞台、接客業100%のこの仕事において技術以前の問題。
先輩に干されかけなりながら学んだ最大の教訓。
「思ったことは言葉にして伝えないと意味がない」
コミュニケーションの本質、簡単に出来たら苦労しないだろう。

人見知りせず会話できるようになった今があるのは、朝から晩までカメラ片手に場数を踏み試行錯誤を繰り返した結果。
エンターテイメント部門所属のチームフォト。
楽しそうに仕事をし、笑顔で声かけさえしていれば自ずと良い写真が撮れる。
そう信じてやまない。

語り尽くせないほど色々な感情を知った4年間。
ジェットコースターのようなプリンセスクルーズでの冒険、ここに完結。
コロナ禍で諦めなくて本当に良かった。

有給使ってまでピックアップに来てくれた友人にありがとう。
この晩は川崎の焼き鳥屋さんで美味しいお酒をいただく。

お通し的なたたききゅうりのあまりの美味しさに米を頼むアラサー2人。
筆者が船に乗る前のこと、ハプニングだらけだった東南アジアラウンドの話でいまだに盛り上がる。
無事に帰って来れさえすればそれでいい、失敗から学べばそれは成功。

大満足のフード&ビバレッジエクスペリエンス、武蔵新城焼き鳥ひで。

船を降りても客船、クルーズ業界が好きなことは不変。
ワールドワイドな世界線でチャレンジする機会を与えてくれた会社には感謝の気持ちしかない。
陸に戻った今、自由の身。
これから何をしようか…次回に続きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
客船でハワイせどり / 3週間の太平洋横断クルーズ 🇺🇸

カレンダー通りの休み。
圧倒的に諸外国より祝祭日が多い日本。
今年のGW、振替休日もいれて⚪︎連休!などと言われても残念ながらあまりピンと来ない筆者。
そもそもサービス業が長い上、乗船している限りデイオフという概念はないのだから。

中米クルーズを終えたダイヤモンドプリンセス。
3ヶ月に及んだホームポートのサンディエゴに別れを告げるアメリカラストターンアラウンドデイ(乗下船日)。

ポートエージェント経由で手元にやってきたNIKEエアフォース1はメキシコとハワイを題材にしたカスタムペイント仕様。
シカゴのショップからサンディエゴまでトラブルなく輸送され感無量。
本当は飾っておきたいが、靴のためを思いちゃんと履いている。

↑Randyスペシャルサンクス!

前回のコントラクト、ヨーロッパからアメリカ東海岸への大西洋横断チャンスがあった。
すでに契約満了し、延長するかしないか。
なんとなく終日航海日続くのが鬱で延長せず下船を選んだ数ヶ月前の自分よ。
まさかその次のコントラクトで、もっとずっと長い太平洋横断が待ってるとは。

今回はサンディエゴからハワイ島(Hilo)マウイ島(Lahaina)オアフ島(Honolulu)カウアイ島( Nawiliwili)の4つを周りグアム、そして神戸を目指すトランスパシフィッククルーズ。
トータル3週間。比べものにならないが、大航海時代のスペイン人に思いを馳せる。
自身初めてのハワイ、こんな形で行けたのは本当にありがたいこと。
ゆったりまったりクルーズ始まり。

ハワイ島のヒロ。
船上ライフから解放され初めて着いた陸はハワイ最大の島。
陸酔いしてるお客さんも少なからずいたはず。
飛行機なら5時間のところ、5日間かけて寄港の喜びもひとしお。

開放的な青空と広大な大地、このワクワク感じは童心に戻った気分。
そして勝手なハワイのイメージがホノルルだったゆえ、そのギャップに愕然。


日本に近いセブン店内とハワイ名物スパムおにぎり。
保温され続けたせいで海苔がとけ風味も食感もスパムより強い。

個人的に気になっていたコナコーヒーの産地、コナ地方は船が泊まった街ヒロの真反対。
車で片道1時間半は相当な覚悟がいる、、今回は農園行き断念。

ハワイ州では日本の運転免許とパスポートを携帯していれば運転できるとか。

続いてマウイ島、ラハイナ。
19世紀には王国の首都として栄え、歴史を感じる建築と街並みに心打たれたこの街。
猛暑を記録した2023年8月、大規模な火事で街まるごと焼失というショッキングなニュースを耳にした人もきっといるだろう。

寄港したのはその惨事の半年ほど前、平和な日曜日。
朗らかな陽気の下、海岸沿いのお土産を物色しアウトレットでショッピング。
カフェで一息、パンケーキとロコモコを。なんと贅沢な時間、幸。

街全体を優しく包む良質な島バイブス。
こればかりは悔しいが写真では伝えきれないと諦めたほど。
ワイキキとは全く違うアプローチのハワイらしさを感じたのがラハイナだ。


そんな思い入れもあり、突然の悲しい知らせに悲痛気持ちに。
1年でも早い街の復興を願ってやまない。

お次はハワイの玄関口オアフ島ホノルル。
この日は7:00着の23:00発。この時点でただただハッピー。
港も街の中心部まで徒歩圏内、公共のバスも走っておりクルーに優しい。

ワイキキビーチやダイヤモンドヘッドなど日本人に親しみ深い観光地が続々。
日本語の看板や広告も頻繁に見かけた。
言わずと知れたショッピング天国、ブランド品のみならずローカル雑貨にスーパーマーケットも熱いだなんてたまらん。

誰と行っても、いくつになっても、何回行っても楽しい。
そんなキャッチコピーのハワイを嫌いになる理由がないだろう。
強いて言うなら円安くらいか(ハワイは悪くない)。

なぜこんな小さな海の真ん中の島にこれだけの物流、物量があるのか…。
そんな感覚に陥るほど店、店、店、店。
そしてアラモアナセンターは想像よりずっとデカい、さらにはユニクロもドデカい。
日本の物価の3倍と言われるホノルルで、筆者も大半の時間をショッピングに費やす。
アメリカで乗船し日本で下船という前例ないチャンス。
気分だけは一丁前にバイヤー。
まずはスリフトショップ、THE SALVATION ARMY。
店を埋め尽くすハンガーラックにため息、なんと美しい光景。


そもそもはイギリス発祥のキリスト教(カトリック)の慈善団体で世界中に展開。
売り上げは社会貢献に使われるとか。
未知との遭遇、 ダメージを考慮しても1桁ばかりの値札でバグる金銭感覚。
アロハシャツ、Tシャツを何枚かとアディダスパンツを購入。

そしてアウトレットショップの王道 ROSS DRESS FOR LESS
知る人ぞ知るアメリカの大手ディスカウントだけど小売チェーン(長い)。
Youtubeでお宝スニーカーを探すストーリーを見て以来、勝手な憧れを持ち続けていた。

とにかく目を引く割引き率。
相場を知っていれば60〜70、80%オフなんてこともざら。
ハワイの次に訪れたグアムのミクロネシアモールのROSSでも同様に買い込む。
その結果、靴で溢れる部屋(シェア)。
値段はするがやはり熱いのはドクターマーチン、そして日本未発売モデル。

これらプラス、ラコステのバスタオルやフレンズのパズルなどなど。
今になって冷静に考えれば要らないものも数多く買ってしまい少し反省。
さらにメキシコで購入したステンドグラスにハンモックもある…。


旧正月シーズンのホノルル、チャイナタウン。
爆竹がバンバン弾けるなかドラのリズムに合わせ獅子舞が練り歩く…なんとも見慣れない光景。

何をしたらいい、どこに行けばいいが分からず歩き回る。
ビーチに面してそびえ立つリゾートマンションと道端で眠るホームレス。

ホームレス、路上生活者が多いことで知られるハワイ(アメリカの各主要都市の抱える問題)。
年中南国の温暖な気候✖️資本主義丸出しの格差社会。
どう考えても安くはない家賃、限られた雇用に加え太平洋のど真ん中という地理的要素。

もしあまりの生き辛さに社会をドロップアウトしたら…。
治安は良いとされているだけに、なかなか考えさせられる。


LOCAL JOE
https://maps.app.goo.gl/W7rCcDxsLFZpBGNCA?g_st=ic
JOEとはコーヒーのスラング、俗語。
地元民から評価の高いカフェでコーヒーをいただきホノルル完。
船のオープンデッキから見えたウェディングパーティー。
噂通り参列者の正装はアロハシャツ。ハワイを感じた瞬間だった。

最後はカウアイ島、通称ガーデンアイランド。
壮大かつ手付かずの大自然が残りジュラシックパークやアバター、リロ&スティッチといった大ヒット映画の舞台になった島。

とても立派でどことなく凛々しめな野生のニワトリがあちこちに。
多くのゲストがツアーで大自然へ行く中、こちらはシャトルバスに揺られナウィリウィリ港付近を散策。

連日のハワイで陸を満喫した後、日付け変更線を超え1日ジャンプ。
なんと2月が1日少なかった2023年の私たち。


いざラスボス、 8日連続終日航海日…1週間ちょい海の上。
朝に太陽が昇り晩に沈む、その繰り返し。
グアム寄港前夜はオープンエアでクルーデッキパーティ。
あと一晩眠って起きたら陸!!というおかしなテンションでお酒がすすみ音楽は暗闇にのまれていく。

晴天時々スコールのグアムらしい?寄港時間。
フードコートで$10のビーフフォーが2日酔いに染みわたった。

タピオカミルクティーまで飲めて上機嫌もいいところ。
やっぱり陸は自由、最高だ。
終日航海日もいよいよラストスパート。
5と8を知ってしまえば最後の3日間は一瞬。

肌寒さが残る3月初旬、あの悲劇以来の日本カムバックを無事に神戸で迎えた。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
