春を告げる…なんと良い曲だろうか。
自粛が続き閉塞感に包まれた世界を切り裂くエモい歌詞に颯爽と駆け抜けるメロディ。
スローテンポなファーストテイクverはスピーカーよりもイヤホン、ヘッドホンで夜じっくり聴き入るが重くならないのが魅力。
救いのない緊急事態宣言解除後の現状。
我々の唯一とも言える希望ワクチンの壊滅的な普及スピードを踏まえれば、先日発表された年内のPクルーズ中止は当然と言える。
Sクルーズ時代の同僚で観光地バリ島に住む友人はホスピタリティ系の仕事が全くないためコーヒーなどドリンクの路上販売を始めLike👍を押せば、結婚し守るべき存在増えたフィリピンクルーカップルの幸せそうな写真にはh
Heart💖をタップする。
皆それぞれ選んだ道を進んだ先にまた新たな春が来る。
記憶は少し遡り時を戻そう。
今回は西表の南に位置する日本最南端の有人島、八重山ライフのエンディングにふさわしき島波照間編。
せっかく八重山にいるのだからなるべく行けという西表島在住20年のボスの言葉をきっかけにこれまで西表から由布島、竹富島、小浜島、石垣ときたが波照間最大の不安点がフェリー欠航率の高さだ。
石垣のゲストハウスフレンズ御一行は晴れていても強風のため船が出ず結果的に4泊することに…最後は貨物船に乗って戻ったという。
時間に追われたくないゆえ波照間は泊まりで行きたかったが当日の天気が相当あやしい。
こっちは飛行機、むこうはバイト。行けても帰って来れないリスクは覚悟しよう。
朝6時起床。安永観光のホームページから運航情報をチェック。
石垣〜波照間◎
天気予報の波の高さから諦めかけていた気持ちは再燃、船出るのなら行かねば。
ふだんよりやや長めの船旅1時間コース。
風の影響で序盤はやや揺れるな程度だが西表を超えたあたりから船の心配をするほどの縦揺れが襲う。
手すりをたどりながら乗務員さんが前に座っている乗客の安否を確認し後部席への移動を勧める光景は初めてだった。
船酔いしやすい人へのアドバイス
⚫︎前の方が上下に揺れるのでなるべく後ろに座ること。
⚫︎船乗る前にあまり物を食べないこと。
⚫︎深く腰かけるよりか気持ち膝立ちで波に自分が乗ること。
クルーズ業界ではジンジャーエールが効くと言われているが信憑性は定かではない。
ターミナルに到着すると宿やレンタサイクルのピックアップ車が数台。
島のスローライフに浸かった筆者たちは後で決めようとお手洗いを優先。
するとまさかの数分で足早に退散し残ったのは助手席にペットの鳥を乗せたおじさんの一台のみ。
あまり呂律がまわっていない気もするがかける曲が非常に良いのでオッケー。
レンタルショップクマノミでおじさん(二日酔いひどめ)の勧めもあり電動自転車を選択。
ちなみに鳥はこの日初めて家の外に出したらしいがパニックでかわいそうだと言うことで以降はお蔵入り必至。
ぐだぐだ出発の筆者たちはなぜかお使いを頼まれ近所の売店で酎ハイを買ってからチャリ旅スタート。
500人の人口を考えても小さめで静かな集落。
離島はどこも小中学校が同じで高校から石垣で寮生活する流れが大半。
カメラを向ける見知らぬ観光客にこの優しさよ、、島はいいな。
沖縄の離島では冬に収穫期を迎えるサトウキビ、製糖工場の住み込み仕事の募集がある。
海好き、酒好き、日焼け気にならないの3つに該当すればきっと楽しめるはず。
遊泳禁止のペムチ浜の楽しみは生い茂るジャングルを抜ける細道。
ザクッザクという足音と共に木々の背丈が低くなりパッと視界が開けビーチが広がるるあの感覚はクセになる。
一度でもヤギの可愛さに気づいてしまうといくら低脂肪高タンパクでも喉通らない。
波照間は他の島よりヤギ多い気がする。
老朽化している星空観測タワーはプラネタリウムも現在故障中らしいがここでは本物を楽しめるので悲観することはない。
南十字星を含めた満天の空が見たければ狙うは新月。
月が明るいと星は見えないという西表仕込みのライフハック。
断崖絶壁に鎮座する日本最南端の碑。
その遥か彼方には船員手帳を必死に取得した地フィリピンが浮かぶ。
ここ一帯足場悪いのでサンダルでは無理しないように。
お昼時売店は1時間お休みするこの島で営業してる飲食店を探すがテイクアウトでは物足りない。
しかもこの後はニシ浜でウミガメと泳ぐのでエネルギー源に加え映え要素も少なからず欲しい。
そんな願いを全て叶えるお店パーラーみんぴか。
https://goo.gl/maps/TCvscubWfDVk1Mt47
資生堂パーラーより先にパーラーデビュー。
人気はカキ氷だが筆者苦手…風が気持ちいいお座敷でカレー&コーヒーのコラボなだけでもアゲなのにシェフは筆者がニンニク好きなの知ってるのか。美味!!
飲み口の厚さ、すり鉢状の深み、色まで素晴らしいマグにオーガニック穀物コーヒー(ノンカフェイン)は食物繊維豊富。
お腹にも優しいこのお店、そりゃもうお店オリジナルステッカー2つ購入。
ハッピーな気分で店を出るとあれ、なんか晴れてきてません!?
これが噂の波照間ブルー、、確かに青い。
ちなみにニシ浜のシュノーケリングレンタルショップはクマノミおじさんの弟氏が経営。
https://goo.gl/maps/AqRPa35QnsSLWm916
入口から見て左奥、かつ満潮の方がウミガメ見れる率高いとか。
まる1時間泳ぎ結果は2ウミガメ!!横で泳ぐとかではなく逃げるのを追っかけた感じだが目標達成に変わりなし。
無料のシャワー場には石鹸があり大変助かる。
シュノーケルを返却し一服してると三味線CDデビューしたおじいさんが出現。
弟氏が太鼓を叩き歌い踊りしてたら帰りの時間に。
なんと素敵な1日だろうか、、帰りにクマノミ近くの売店にて波照間島の波照間さんが作る泡波を購入。
おかげさまで無事帰りの安永観光が来てハッピーエンド。
行き以上に揺れてボミットしてる人もいたけど、、筆者は全然平気。。。
石垣に戻り西表でお世話になった自転車を畳む。
ピーチ国内線では自転車(スポーツ品)4000円で持ち込めることを知れたのが今回の収穫。
夜はクマノミのおじさんが紹介してくれた居酒屋石垣ブルーへ。
お店のご夫婦に紹介で来たというととても嬉しそう。
つけにしといていいよとおじさんは言っていたが次回まで大切にとっておこう。
https://goo.gl/maps/eetkgofMhfb84vS17
つまみが美味いゆえお酒がすすむ、、島豆腐のステーキに泡波コンボがこの日のハイライト。
1日を通して不思議なまでにうまく物事が運んだことや旅スタイルの理想であるローカルとの関わり、人との縁を感じれたことを思い返し神に感謝しつつハンモックで就寝を試みたが出来ず普通に寝た。
いつかコロナの頃はヤバかったな、苦労したけどここに来てから楽しくなったなとビール片手に笑い飛ばせる日が来るのを信じたい。
今後の人生に繋がるであろう八重山諸島での日々を胸に進む道の先は気温差30度。
北の大地だ。