さとり世代の筆者、いよいよ三十路を迎える今年。
愛読書(雑誌)のポパイは定期的に「おとな」にスポットライトをあててくる。
「おとな」になるには、いつか「おとな」になったらなどなど。
己のスタイルを確立した先輩たちの知が美しく言語化されており、もし何かの間違いで自分が話す側になったら何を言うかななんて妄想も。
全ては素敵なシティボーイになるため。
そんな切なる願いを抱いて生きていたら、もう世間から大人として見られる年齢になってしまった。
着こなしや身だしなみ、心得にマナー。
誌面上のインプットはまだまだ体現できていないのは確か。
それでも色んな人に出会い、様々なエピソードが生まれたのは20代ポジ要素。
良いことがあればその逆も然り。
感情を揺さぶり、想像を超越していく瞬間に旅の醍醐味を感じる。
Netflixで実写化されたほど世界的な人気を誇るワンピース。
船に乗ったのはワンピース好きがこうじてと言うのはこじつけすぎかもじれないが。
主人公ルフィは目指す海賊王像はこの海で一番自由な存在。
自由とは何か、それはもう哲学の域。
一般的には,心のままであることあるいは外的束縛や強制がないことを意味するらしい。
自由には責任が伴うと小さな頃から言われ育ってきた。
勝手気ままが自由ではなく、自由という権利のもとで起きた結果に責任を持ちなさいと。
責任は英語で RESPONSIBILITY
RESPONSE + ABILITY つまりは反応、返答さらに対応する能力。
原義に込められたのはそんな意味。
英単語の多くは二つに分けると本質に近づきやすい。
応答する能力(責任)があれば自由になれるという解釈。
仕事の質を上げていけば自由になれるのかもしれない。
自由な大人を目指して。
忘れ物、無くしものをしている場合ではないのだ。
今回の写真はアメリカに近いメキシコ、エンセナダ。
車だったらサンディエゴからなんと2時間、、この感覚は日本人には分からないもの。
ENSENADA
ハワイに行くクルーズで最後メキシコによるため最終日に寄港するパターンが多い。
物流の拠点としても栄え、国内屈指のコンテナ取扱量。
温暖な気候でワインと新鮮なシーフードが大人気の街。
エンセナダのご当地グルメ、フィッシュタコスを求めて下船。
本来は夜に街が本領を発揮するようであまり人気のないお昼時。
街の雰囲気もこれまで見てきたメキシコとは一味違う。
トルティーヤにタラのふわふわすり身天ぷらがのった状態で提供。
飾り気のなさは斬新そのもの。
シンプリシティの勝利。
お好みで山盛りベジ、多種多様なサルサとライムを。
これがメキシコ料理のいいとろ。
カスタマイズしたい放題、好きなようにして頬張れという店主からのメッセージ。
素材を味わいたいので控えめなフィッシュタコスが完成。
(早く食べたいので撮影はiPhone)
魚介もあうのか…タコスの懐の深さ、自由な料理だ。
この後エビにもトライしたがこちらも美味。
お店のすぐ裏手は新鮮さを裏付ける小さなシーフードマーケットが。
ディスプレイに愛が感じられてとても良い。
Mercado Negro
https://maps.app.goo.gl/284vfPJXbZyAnrWM8?g_st=ic
暖かい陽射し、港から市場が歩ける距離、ローカルレストランの地元メシがリーズナブル。
カリフォルニアに住んでたら毎週通ってしまいそう。
気分の良いポートデイの締めはやはりカフェ。
自家焙煎のコーヒーがテラスで飲めるお店はプライスレス。
オーダーの待ち時間にバリスタの手仕事が見れるのは嬉しい。
海外のカフェはなぜこうも輝いて見えるのだろうか。
本当に輝いてる可能性もある。
素敵なロゴ、地元アーティストの猫ステッカーも購入。
Xcaanda Coffee Bar & Roasters
https://maps.app.goo.gl/zoE8LYWjdeoZrAKbA?g_st=ic
クルーズ客が毎日のように訪れるこの街。
お土産の質、数ともに申し分なく時間が惜しい。
人生で初めてステンドグラスを購入。
人魚と灯台の2枚で一万円ほど(相場が分からない)
いつか飾る日、飾る場所を夢見て。
ガイコツカップルの小物入れもお気に入り。
サッカー熱が熱いメキシコ、今年もコパアメリカ(南米選手権)が開催されている。
サプライヤーのアディダスは新たなデザインのホーム&アウェーキットをリリース。
古代文明から着想を得た新旧融合したデザインは毎回抜群に素敵。
下船したとある日、ちょうどリアルタイムでカタールで行われていたブラジルの試合がレストランで放映されていた。
お客さんみなテレビに釘付けで食事が喉を通っていない姿は印象的。
次のW杯はアメリカ、カナダとの3カ国共同開催。
どんな盛り上がりを見せてくれるか楽しみでならない。
メキシコ編はエンセナダで完結。
ダイヤモンドプリンセスのカムバッククルーズ、太平洋沿いバハ半島から3ヶ月間サンディエゴ〜メキシコ本土を航海してきた。
ハイライトはやはり豊かな食文化とビーチリゾートでほろ酔いチル。
続きはコスタリカ、グアテマラそしてパナマの写真を載せていきます。
寄港時間短く内容薄いかもですが…外に出れて空気を吸っただけでも価値あり。
最後まで読んでいただきありがとうございました。