日本に戻り半年以上。
今後の展開が見え隠れしてきたこの頃。
流れ着いた先は避暑地として有名な軽井沢だった。
下船した初夏から凍える寒さの冬へ。
刻々と移り変わる季節の中での穏やかな日常。
そこには船上にはない美しさと儚さが共存する。
話はちょうど昨年の今頃、冬らしからぬ11月。
かつてはバハ半島の首都として機能するなど長い歴史を持つラパス寄港編。
メキシコの中でも抜群に治安が良いといわれるエリアだけあり、海岸沿いベイエリアはゴミひとつ見当たらない。
やはり海といえばアイスクリーム、埼玉県民の発想。
バスから降り立った矢先、アイスクリームショップに吸い込まれるいつものパターン。
迷えるフレーバー、困ったらピスタチオとチョコが最近見つけた答え。
すぐ溶けるのでスピード勝負で。
ジェラートっぽいと尚更嬉しい。
コンビニで買ってみた缶モヒートはいまひとつ。
だが海の青さが全てをカバー。
読めそうで読めない発音あってないスペイン語のスリル。
クルーズでコスタリカ、グアテマラ、パナマと行ったがその奥、広い広い南米は今後是非とも足を運びたい。
メンズアダルトカット、約800円なり✂︎
壁面を埋め尽くすポートレートにバーバーの歴史を望遠レンズ越し垣間見た。
下船したメキシコ西海岸は数えると8寄港地
その中でも1番美味しかったタコスはここLa Pazにあるストリートスタイル。
Googleマップで発見したこちらのお店。
Tacos de Carnitas Don Abraham
https://maps.app.goo.gl/Abn7hnCdEyVyDHDp9?g_st=ic
圧倒的な⭐︎スコアとグッドレビューの数々。
外観はお店というよりか屋台に近く観光客向けでないのは確かだろう。
肌で感じた治安の良さを信じて入店。
ケミカルカラーの大男(ちょっとハイ??)が作るタコスを無心で頬張る大男たち…。
今まで見たことない図に上がる期待値。
見様見真似で注文。
オラ!(こんにちは)、エスタ(これ)、アヒ(ここで)ウナ(ひとつ)、ポルファボール(ください)。
英語の場合アメリカ人っぽく言うと,,,
Hello, What are they having? (プレートを指差さして)
it looks delicious, I wanna get that one.
観光地で誰かが食べている美味そうものを自分も頼みたい時に使える便利表現。
出てきました。
チョップされた肉汁溢れるホロホロポーク、サルサ、ワカモレは自分でかけるスタイル。
目の前で作られたものを目も前で食す、これこそ理想。
うまい、、、。
二郎系にインスパイアされたのではと勘繰るほどのヘビー級男味。
1ピースでこれだけの満腹感を味わえるなんて幸せな食べ物。
余韻に浸りつつ求めるのは食後のコーヒー。
Expendio Café Batalla
https://maps.app.goo.gl/8YyhTWv1m1YojkSWA?g_st=ic
ドンアブラハムタコスからほんの数分、街角にひっそりとお店を構える豆屋さん。
焙煎の最後に砂糖を加えるトレファクトという焙煎方法でメキシコ産(VERACRUZ)の豆がメイン。
ドリンクメニューは一つだけ。
テイクアウト限定、ブリュワーで抽出したストレートコーヒー。
発砲スチロールをちょっと強くしたようなカップに好きなだけ注ぐ漆黒の液体。
超深煎り焙煎で生まれた甘さとクリアな香りは他にはないテイスト。
この一杯を飲み干すとまた船で、次戻ってくるまで頑張ろうというバイタリティがみなぎるのだ。
そんな訳あってラスト寄港のLa Pazは特別エモーショナル。
豆を買い、次またいつか来れることを願い感謝の意を伝えた。
息子さんが日本カルチャー大好きという話も聞けて涙。
青い空と海を噛み締めつつ一服。
メキシコはタバコ比較的安めか。
クルーズチャーターのバスがゲストで混み合う前に帰還。
車窓越し、景色を楽しみつつまた30分かけてポートへ戻りながらこれまで寄港した日々シーンが脳内ハイライト。
クルーズ船フォトグラファーになりパンデミックを超え見えた世界。
街で出会う人、食事、天気その全てがこれまでの選択を肯定してくれている気分だった。
2、3時間の外出に必死だったあの頃。
その繰り返しで半年の航海は過ぎていく。
今回紹介したタコスとコーヒーはその中でもとりわけ心と脳に刻まれた味な店。
近い将来、そんな経験を提供する側に私はなりたい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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お待ちしてます!
次回Cabo Sun Lucas編に続く。