デジタル化が進む現代社会。
ペーパーレスに走るのは分かるがスケジュールだけはどうしても手帳にペンで書きたい筆者。
見開いたページの埋まってる感が気持ち良い、それだけの理由。
今年から手帳ケース(革命)に惚れ込み無印デビュー。
よく字を間違えるので修正テープは必需品。
日本の文具は最高。
落ち着いた空間とほど良い高さのテーブル、コーヒー片手に計画を練る時間は至福。
ここから本題。
コスタリカ、プンタレナスを出発したダイヤモンド・プリンセス。
目指す次なる寄港地はパナマ共和国の首都パナマシティ。
シティボーイの胸を打つ良い響き。
北アメリカ大陸の最果てにして南アメリカ大陸の始まり(コロンビア)。
太平洋と大西洋を結ぶパナマ運河は誰しも一度は耳にしたことがあるだろう。
高温多湿の気候はまるで東京、もしくはそれ以上。
乾季にあたる12月初旬。
事前に分かってはいたけれど絶望的なターミナルのロケーション。
Terminal de Cruceros de Amador
https://maps.app.goo.gl/MPBUs1MwPV2fkqxw7?g_st=ic
徒歩ではもちろんどこへも行けず(と思いきや面白そうな動物園をいまさら発見)
たまたま同じタイミングで外出したカジノのフィリピン人グループがタクシーと交渉している。
あんまり面識ないけどもう1人いけそうだったのでタクシー相席に成功🚕
ダウンタウンまで約30分のハイエース海風ドライブ。
ワイルドスピードなみに飛ばしてくれる運転手。
シティの名に恥じぬ高層ビル群を横目に若干緊張。
ショッピング大好きフィリピーナの指定した巨大ショッピングモール到着。
ここで彼らとはと解散、単独行動開始。
ありがとう、助かったよ。
IMPOSSIBLE IS NOTHING.
アディダスショップのメッシ、ペドリに並ぶ TAKE にご挨拶。
モールのWi-Fiで現在地確認し一呼吸。
パナマシティ思ってたよりずっとずっとシティではないか。
このサイズ感プラス観光地の旧市街に世界を代表する運河…。
限られた時間に対して尋常じゃない見所キャパ。
船員泣かせ、安定のスペイン語圏。
そして通貨は初耳のバルボア…1バルボアは1USドル。
同じ価値で尚且つ使うのはアメリカドルという結末。
なぜならバルボア紙幣は存在しないから。
ちょっとバルボアに同情。
高まる期待と気温。
コンクリートジャングルを激しい交通量が行き交う。
横断歩道、信号が致命的に少なく道を横断するのは命がけ。
何も下調べてないまま外出してしまったこの日。
後悔先に立たず、何から手をつけようか。
ひとまず人通りのありそうな方角へ歩こう、話はそれからだ。
色気のない哀愁漂うビル群、まとわりつく湿気。重なり合う曲線の道。
何も言われず連れて来られたら香港と錯覚しそう。(この写真は香港)
ぼろぼろの車からはみ出るスリーストライプ。
これ以上は怖くて近づかなかった。
中米最大の金融都市が抱える貧富の差問題。
点在する廃墟ビル、旧市街ではスラム街がかなり大きいエリアを占めているとか。
地理的に南米から北米間での麻薬密輸絡みの事件が特に多い傾向。
コンビニだけか、かわいいのは。
パナマもコスタリカ同様、軍隊を持たない国。
その代わりに警察が強い権力を持ち犯罪を取り締まっている。
あらかじめセキュリティレベルを普段よりちょっと上げさえすれば、日中は大丈夫そうな雰囲気。
暑い街ほど夜に人が動き出すのが世の常。
願わくば一晩いさせてほしかった(どこのポートでも気に入ったらこう言ってる)。
もっと怪しい光でギラギラしているのだろう。
半日を通してもっと写真あっても良さそうなのだがかなり少なめ。
俯瞰する余裕はなく眩しい視界に適応するので脳内精一杯。
カフェを目指し歩き回っていたらなんだかとても趣のあるお店を発見。
ネット回線ないので口コミ見れず。
直感でランチははここに決定、1人は楽だ。
メニューは当然ながらスペイン語。
ニュアンスこそ伝わるが根拠に欠ける。
困っていたら店主登場。
近くにいた筋肉ゴリゴリガタイマックスお兄さんを呼び止めている。
彼、英語出来るから通訳してくれるよと…彼も何か手伝おうかと。
そんな尽力のおかげでありつけたローカルご飯。
味濃いめのBBQポーク、優しい甘さの豆煮に焼きバナナ。米がすすむ。
オレンジジュースもついて$10ほど。
とても満足、美味しかった。ごちそうさまでした。
食後のひととき、興味本位で現地おじさんに聞きたいことがあった。
パナマの大砲こと日本で活躍した野球選手のズレータ知ってる?
(CSで打たれて崩れたエース斉藤和巳の肩を持ったあの…)
答えはNO。 no sé,,,やっぱりか。
どすこいやデスターシャ…今や各球団に浸透したホームラン後のベンチパフォーマンス。
火付け役は活躍したラテン系助っ人外国人たち(個人の感想です)。
幼少時の憧れ、パリーグを熱くしたフリオ・ズレータは残念ながらパナマ国内では誰もが知るセレブリティではなかった。
次回、 パナマシティ続編はパナマ運河!(ズレータの声)
そして世界一のコーヒーと呼ばれるパナマゲイシャ、せっかくならパナマで飲みたい。
私欲を満たすカフェ探し。
最後まで読んでいただきありがとうございました。