随分お久しぶりとなってしまったこのブログ。
今から書くのは前回の続き、そうそれはもうかなり前の話…。
昨年3月から9月にかけての半年間、スカイプリンセスでイギリスを拠点にヨーロッパ15カ国をクルーズした筆者。
10月のバケーションは個人的にインドに呼ばれた気がして行ってみた。
しかし結果的にあのタイミングではなかった様。
パンデミック明け2回目の契約でアサインされた船はお久しぶりのダイヤモンドプリンセス。
カリフォルニア州サンディエゴ発着のメキシコ、中米そしてハワイへの1〜2週間クルーズが予定されていた。
ゲストの9割以上がアメリカ人でその多くはカリフォルニア、そしてLas Vegasのあるネバダ、ユタ、アリゾナあたりに住んでいる(筆者調べ)。
ご存知の通りカリフォルニア、いやアメリカはとにかく広い。
だいぶ俯瞰して西海岸よりの客層といったところ。
相変わらずマジョリティはオーバー50のご老人たち。
待ち侘びたクルーズ再開、最初の寄港地。
それはアメリカから車で行けるメキシコのキャッチコピーで有名なバハ半島。
日本人にはあまり馴染みのない場所かもしれない。
レギュラーで行く寄港地は3ヶ所。
風光明媚な港町LORETO、
国際空港がある半島の玄関口にしてメキシコ屈指のリゾートLA PAZ。
そしてパリピが集まるナイトアウトタウンCABO SAN LUCAS。
どこも温暖でマリンアクティビティやトレイルなどアウトドア系の選択肢が豊富。
そのため自ずと服装も空気感もかなりカジュアルな船内の印象。
そこまで服装に厳格なクルーズラインではないゆえ着たい服を着ればいいと思う。
ブリティッシュマーケット明け間もない筆者にとって知っている船というのもありものすごい脱力感だった。
タキシードからアロハシャツ、それくらいの違いだ。
だがアロハシャツはオンにもオフにもなる船内便利アイテムであるのは間違いない。
さて今回の写真は半島中部に位置するロレトで撮影したものをチョイス。
筆者にとって初のメキシコであり全てが新鮮、これまで見た事のない色彩に心躍ったのを鮮明に覚えている。
どうしても我々、メキシコと聞くと危険なイメージが先行してしまうかも知れない。
だがここバハ半島はそんな先入観を覆すと平和っぷり。
広場で演奏するエル・マリアチ。
スペイン語はいくつかフレーズを覚えたがいざ街に出るとさっぱり分からない。
しかし英語が通じれば、米ドルも使えたり。
街のサイズ感は今まで行ってきたどの港よりも小さめ。
寄港はクルーズポートはなくテンダーボート(船の横についてるオレンジの緊急救命艇)で船と港間を行き来。
お土産屋さんが集まるメインストリートを抜けちょっとしたイベントができるくらいの広場まで着たらほぼゴール。
信号のない控えめな交通量。
周りには学校、小さなスーパー、コンビニなどがあり現地の生活がよく見える距離感。
コロナビールも作るメキシコのビールメーカーMODELO
船が来なかったらどれだけ静かなのだろうか、たまにふと思う。
なのでここは街を散策する楽しみよりかショアエクスカージョン(ツアー)で遠出するのが得策。
街はお土産を買うために立ち寄り時間あればちょっと散策。
かなりクルーズ世代の需要にはマッチしている港と言えよう。
ちなみに2023年の元日はここロレトで迎えた。
運よくボートでダイビングに行くツアーのホストに抜擢。
年越しパーティ(あまり記憶にない)を終えクルーバーに立ち寄り束の間の就寝。
ツアー組のクルーは朝6時シアター集合。
朝7時の着港とともにツアーは優先的にボートに乗り込む。
海越しに見渡す地形には毎度ゾクゾクさせられるのがここの魅力。
青空の下、船と車を乗り継ぎマリーナからいざ出港。
ようこそと書かれたマットとホカオネオネ。
静寂に包まれた早朝の海にのぼる太陽の眩しさ。
こんな初日の出はきっとこの先2度とないだろう。
無人島近くのスポットでダイビング。
しかし浅瀬すぎるのかほとんど魚はいなかったので、早めに切り上げ日光浴。
アルコールのサービスもあり気分は上々。
ハイピッチなペースに真っ向勝負する自称マルガリータ職人のお兄さん。
幸運なことに帰りの道中(水中)イルカの群れにも遭遇。
ちょっと出来すぎな外出時間をほろ酔いで終えた。
バハ半島全体でホエールウォッチングが人気。
メキシコ〜アラスカ間で移動している色んな種類のクジラが見れる。
街は小さくとも大きな観光のポテンシャルを秘めるロレト。
これからも訪れた人々を笑顔にし続けるだろう。
次回はバハ半島続編、La Pazです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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