タイのバンコクから北へ電車で3時間半。古都 アユタヤ。そこに広がる遺跡群をとにかく歩いて歩いて歩きまわるのが今回の旅のまおめ。でも疲れるので自転車(ママチャリ)を借りたほうが絶対いいと言うことを先に言っておきます。
遺跡を作ったのは1351年〜1767年に存在したアユタヤ王朝である。この王朝は、ナーラーイ王時代には現在のラオス、カンボジア、ミャンマーの一部を領有するほどの勢力を持っていた。1767年にビルマ(現ミャンマー)の攻撃で約400年の歴史に幕を閉じる。
⬆︎ニワトリのオブジェをよく見かける。アユタヤ王朝時代の戦闘王として知られるナレースワン王が大の闘鶏好きだったことが由来🐔
⬆︎ヴィハーン プラ モンコン ボピット
タイ最大の高さ17mの仏像を安置する塔堂。
周りにはお土産屋や露店が並ぶ
⬆︎ワット プラ シーサンペット
かつてアユタヤ王宮に併設してあった寺院で今のワットプラケオに相当するポジションなだけあって立派なつくり。三塔は遺跡群でも数少ない良い保存状態だが、王宮は基礎部分しか残っていない
⬆︎ワット・ヤイ・チャイ・モンコン
この寝仏はバンコクのワットポーより長い57m!オレンジの布は着てたり着てなかったり。寝ている仏は仏教用語の「入滅」死ぬことを意味しているらしく釈迦の死に対する日本とタイの宗教観の違いが寝釈迦仏がタイに多い理由だとか
⬆︎全体的遺跡は廃墟と化し、崩れ落ちたレンガの壁や礼拝堂の土台が戦争の悲惨さを物語る
⬆︎頭や胴体のない仏像がたくさんあり最期のビルマ軍の侵攻により徹底的に破壊される。切りとられたパーツは戦勝の記念として持ち帰られたりヨーロッパのコレクターや研究者が持ち帰ったりとさまざま
⬆︎ワット マハタート にあるアユタヤの象徴でもある木の根元にある仏頭。砂岩で出来たこの仏頭は、1600年代中頃に胴体から地面に落ちたと言われ、その後木の成長と共に根元へ押し上げられる形に
頭のない仏像は国の敗北を意味する中で、戦争の悲惨さを後世に残そうとするタイの意図があるそうです
アユタヤでは像にもなれますよ!