東南アジアのハブシティであるタイの首都バンコク。富裕層が増加し、高層ビルは建築ラッシュといったいまのりにのっている印象を受けた。そんな景色のひざ元には数え切れないお寺が広がっている。その対比と色味がタイ独特でおもしろい。
まずは寝仏で有名なワットポー (Wat Poh) から。その迫力満点な大きさと眩しい金箔は圧巻。長さは 46m 高さ15m…足裏には108の繊細な絵が描かれています。入場料は1人200バーツでタイ人はどこも基本は無料でいける。1バーツから日本円への計算は3をかけるだけでわかりやすい。
大きすぎて被写体に全身が入りきらないのが悔しい。とってもリラックした状態がなんだかタイらしくていい。
全体的にお寺に行くときの服装はノースリーブや短パン、サンダルなど肌の露出が多いものは基本的にNG。暑いけど少しの我慢が必要。初のタイでがっつりこんな格好で行ってしまった私、このお寺はセーフだったがこの後の王宮では門の前にいるガードマンに止められ中に入ることすらできなかった。観光地ではあるがあくまで宗教施設なのでリスペクトは忘れずに。
次の目的地であるワットプラケオ (Wat Phra Kaew) と王宮 ( The Grand Palace )はワットポーの隣のブロック。地図上では近そうに見えるのだが白塗りの王宮の門の外周がなかなかの距離があり汗だくに。
中はテーマパーク級の大きさ。重厚感のある建物とド派手な色の仏塔が視界いっぱいに広がる。ひとつひとつに繊細な彫刻が施され美しい。
ワットプラケオ の入場料は外国人1人 500バーツ 約1650円 とやや他に比べると割高な気もするが払う価値はあり。金をこれだけ使ってもうるさくならない絶妙な白とのバランス。お次はワットアルンというお寺へ。ワットポー、ワットプラケオのこの3つは川を挟んで同じブロックにあります。
行き方はチャオプラヤ川をボートで渡るだけ、所要時間は5分。値段もたったの4バーツ!!15円…破格ですね。でもこの入り口が少しわかりづらい。あたりにはキャッチがうじゃうじゃいてチャオプラヤー川のボートツアーをえぐい価格帯で勧めてくる。行くのもありだが値下げ交渉は必須です。
ワットアルン (Wat Arun) 暁の寺とも呼ばれる。ボートに乗る前から遠目には見えるこの仏塔。いざ目の前にするとあまりの大きさに震える。50パーツの入場料はもはやチップ感覚。
夕焼けの頃にちょうど写真が撮りたいと粘るも6時で閉館。この三代寺院はがんばれば1日で回ることが可能。そうなると順番的にワットアルンが最後になりがち。その時間内にうまくペース配分してまわるか、ゆっくり見たい人は最初から日を分けていくほうがベターです。
休憩スペースもあり軽食も取れる。お土産も買える。観光客に優しいワットアルン。歩き疲れた体に潤いが…後はトュクトュクで帰るだけ。
きれいに並ぶ白基調のカラフルな彫刻は鳥肌。ふわふわと浮く雲と塔をゆっくり見渡しながら歩く時間はゆっくり流れる。チャオプラヤー川越しにワットプラケオも眺めてゴール。三代寺院でよい1日を。