All in my head

1994年生。元客船クルーの航海日誌 / IG @imknto はリアルタイムで更新中。

バンコク/初めて以上リピーター未満の過ごし方

f:id:Imknto:20200208233502j:image

初東南アジアがバンコクだと言う人比較的多いだろう。それがきっかけに旅にはまりいつしかバックパッカー東南アジア周遊となると旅の趣向は自然と変わってくる。

シティから離れた人のいない街が好き、気候が穏やかで空気が良いところに行きたい、静かなビーチで心を癒したい、、気づけばバンコクとは距離が生まれたのは私だけではないはず。

しかしながらアジアを旅する上でバンコクというハブシティは通らざるをえないと言っても過言ではないのが現状だ。数日だけの滞在、あるいは長めのトランジットで2回目、3回目と増えていくバンコク。どこに行こう?何を見よう?これを機に初心に帰ってみるのも悪くはない。

f:id:Imknto:20200208234024j:imagef:id:Imknto:20200208234127j:image

これでもかとはりめぐされ巻かれ垂れた電線を見るとテンションが上がらずにはいられない。旅してるなと思う時の一つだ。
f:id:Imknto:20200208234053j:imagef:id:Imknto:20200209001548j:imagef:id:Imknto:20200209001529j:image

電線はアジアの象徴かのかもしれない。一般的にインフラが整備されていると言われる日本、韓国でも電線が向きだしのことが大半。

ニュースによると東京、大阪ともに10%未満だそうで戦後の電力復旧が電線の方が早くてコストがかからなかったのが理由と言われる。

f:id:Imknto:20200208235142j:image

f:id:Imknto:20200209002508j:image

髪を切ってみるのもおもしろい。

不思議なことに東南アジア全体で言えるかもしれないが男性の刈り上げがきれいに仕上がっている。

Google マップでバーバーを調べるとレビューと★の数が表示される(当たり前)(だいたい英語のは同じような欧米系バックパッカーが書いている)それを参考にあとは運と美容師(と言ってもだいたいおっさん)に任せる勇気を持つだけ。

写真など見せるとあとはうんうんって感じでやってくれる。今のところ大きな失敗はなく安いし髪を乾かす時間も減るので良いことばかりだ。

今まで髪を切った国は🇦🇺🇰🇷🇹🇭🇵🇭🇮🇩🇸🇬…。

f:id:Imknto:20200208234140j:image

そして腹が減ったら無茶して市場で食べるよりも、キャッチに誘われてどこかに流れるよりもここで決まり。

日本人にも大人気、ピンクのカオマンガイでお馴染みのこのレストラン。

Raan Kaithong Pratunam (ラーン・ガイトーン・プラトューナム)

 

https://maps.app.goo.gl/2XzH64B7PTbZLw2B6?g_st=ic

異国といえど並んででも食べたいものはある。

f:id:Imknto:20200208234723j:image
f:id:Imknto:20200208234058j:image
f:id:Imknto:20200208234728j:image

とにかく優しいうまみ。

おかわり必須。

ちゃんと一定数ローカルがいれば日本人ばっかりとかはさほど関係ない。

f:id:Imknto:20200208234715j:image

この建物の裏側にスーパーリッチといういかにもな名前のハイレートな両替所があるのでおすすめ。

日本でバーツに換金するなんて論外、手持ちがない分は空港で最低限(自分の場合は2000円くらい)変える程度。

両替はシティに出てからしましょう。

f:id:Imknto:20200209013819j:image

また小腹が空いたらケバブを食べにBTSのNana駅にあるアラビックタウンにも行くのもあり。

f:id:Imknto:20200209003253j:image
f:id:Imknto:20200209003301j:image

f:id:Imknto:20200209004116j:image

ここに着いたら一周してからこの店に行くのが毎回恒例。寄る前にセブンでコーラを買ってくのがポイント。
f:id:Imknto:20200209003231j:image
f:id:Imknto:20200209003237j:image

タイにいながらアラビア語に囲まれヒジャブを被った女性とヒゲモジャの男性しかいない街を歩く違和感もおもしろい。

f:id:Imknto:20200209012057j:image
夜行くともっと雰囲気ある。エリアが狭くすぐスクンビットという大通りに面しているのでそんなに危ない気配もない。
f:id:Imknto:20200209012051j:imagef:id:Imknto:20200209003533j:imagef:id:Imknto:20200209003600j:image

これは自分に課したルールなのだが駅前や大通りにほぼ必ずいる物乞いの人たちに振り向いてはいけない。なんらかのハンディキャップや子持ちの母親、中にはアクシデントで帰国できなかった旅行者など様々。

思わず目を覆いたくなり直視なんてできないがグッと湧き出る感情を殺して歩き続けよう、振り返ったら負け、でもスコールがきて濡れないようBTSの陸橋の影に身を寄せる彼らを見ると胸が苦しい。

f:id:Imknto:20200209004506j:imagef:id:Imknto:20200209004458j:imagef:id:Imknto:20200209004211j:image
バンコクの中心部ですぐ渋滞が発生する陸路と違いこの上なく便利で値段も安い交通機関がボートだ。
f:id:Imknto:20200209004217j:imagef:id:Imknto:20200209005501j:image

はりめぐらされた水路と川をつなぐボートは現地民の重要な足の一つなので少し土地勘がついてきたら挑戦してほしい。現地のシムカードがあれば自分がどこにいるかわかるのでより安心だ。
f:id:Imknto:20200209004202j:image
f:id:Imknto:20200209004641j:image
f:id:Imknto:20200209004501j:imagef:id:Imknto:20200209010743j:image

シティセンターSiam駅前に着く Platu Nam は無数のボートが行き交い、乗り場は人で溢れるその様は一瞬新宿かと思ったほど。

ここから Big C やセントラルワールドといった巨大ショッピングモールまで歩いていける。冒頭のピンクのカオマンガイもこのそば。

f:id:Imknto:20200209010939j:image
f:id:Imknto:20200209011132j:image

最近流行りのワットパクナムにも触れておきたい。

インスタ映えスポットという響きだけでここまで日本人を集めれるこのお寺は本当に凄いと思う。
f:id:Imknto:20200209011128j:image

最寄駅から少し遠いためタクシーで行くのが普通だが筆者は歩きがち。

この道のりがまた良かったりする。
f:id:Imknto:20200209011120j:imagef:id:Imknto:20200209010934j:image

Wat Paknam Phasi Charoen

実際、エメラルドグリーンに輝く仏塔と細かな彫刻が円形に描かれた空間は美しく幻想的。だが強い宗教観やローカルのくせは感じれない=物足りない。

一般観光客がセルフィーカシャカシャ撮って喜ぶところといった感想。広角アクションカメラGoProを持ってる方はここで使わなきゃいつ使う!ってくらいいい絵が撮れます。ひねくれてきたな〜と思っていたらタイ人にタイ語で写真撮影を頼まれる。やはり、私はローカルよりなのだと実感した瞬間でもありそれもまた事実。
f:id:Imknto:20200209010835j:image

この下の宝物コレクションの方が見応えあったが20分で退散。

故国王カップルの若い頃が素敵すぎて。

少々長くなったが最後にとっておきのスポットを紹介したい。

f:id:Imknto:20200209014131j:image

ここは少しシティから離れ交通手段も限られるのでバイクタクシーを使うことにした。到着したのは夜の閉店間際、ただの倉庫だがここに興味本位で行こうなんてやつはなかなかいないだろう。

f:id:Imknto:20200209014245j:image

G Rags 72  

https://maps.app.goo.gl/BBPPuLhQZmKR5zwYA?g_st=ic
f:id:Imknto:20200209014242j:imagef:id:Imknto:20200209014305j:image

主にアメリカから買い付けられら服服服が集められているビンテージ倉庫。ここにバイヤーたちが集い服を買い付け各々の店頭に並ぶ。

ここはまだ手付かずの状態でしわしわ、シミだらけ。この無数の服の中に数万になるかもしれないお宝が隠れているかもしれないわけで目利きの世界だ。
f:id:Imknto:20200209014309j:image

服の消費量ってすごいんだろうな…と一歩ひいて考えてしまう悪いクセ。これらは売れなければ捨てられてしまうのかもしれないしそうならないためのセカンドチャンスをここで待っている、これを製造したのも人で。手放したのも人で、そこにビンテージとして新たな価値を与えるのも人。なんか深いし悲しい。

f:id:Imknto:20200209012657j:image

何より自分の持っている服を大事に着ること。熟考した上、お土産にフルーツオブルームのアブソリュートウオッカのプリントが入った白Tを100Bで購入。車だってやはりアメリカン。

f:id:Imknto:20200209012648j:image

開いてれば予約もいらないし、その場で買うこともできるし、スタッフも気さくだけど変な気はこっちに使わないし自由でとても良いここ。

この服の多くは週末に開かれるチャトチャックマーケットのお店に卸されています。

f:id:Imknto:20200210011615j:imagef:id:Imknto:20200209230554j:image
f:id:Imknto:20200209230325j:image

チャトチャックマーケットの最寄駅のホームにあるワッフルが絶妙においしい。服好き、ビンテージまたは古着が好きな人にはたまりませんね。

 

興味のある方は是非!