旅先の市場に行けばその国の人たちの生活が見れると言っていいだろう。それはつまりその国の文化に直結している。どんな雰囲気の中でどんな食べ物がどう調理されているのか、食材の鮮度、値段も含めて市場に行く行為そのものが楽しい。
どこもそうだが大きく分けてマーケットは2つに分けれると考えている。それは観光客向けか、現地民向けか。特にバンコクにおいて人の言う美味しいはあまりあてにできない。辛い=おいしいとも言われている国で美味しいもの探しは食べログよりも歩いて五感フルに使って美味しそうと思うその本能、直感に従おう。
このマーケットの二極化。ガイドブックなどに載っているマーケットは基本的に観光客向けで規模、面積が広く英語がある程度通じて種類が多いのがメリット。大きなハズレもないだろう。デメリットは値段が高めなのとローカルの雰囲気が味わえないこと。それに伴いぼったくりや客引きが増えこれがいざ現地に行くと思ってる以上にやかましい。ローカルは逆に安いし英語通じないしだけど実際に調理しているところや食材を間近で見ることができる。味は未知数だがこの2つを見比べ味わい比較するだけで旅が何倍も面白くなるだけでなく自分の中でのその国、都市の物価に対する感覚が鍛えられると思う。ガイドブックだけが全てではない。
東南アジアの場合はストリートマーケットがやはり定番で特にバンコクは屋台がない道を見つけるのが難しいほどたくさんある。それらは衛生的に…潔癖で…と言う人たちにとって酷で真剣に何も食べれない状態に陥るかもしれない。
そう言う人たちはフルーツを食べるかファストフード店へ行こう。心配することはない腹痛になるだけで数日経てばいい思い出だ。
夜の一人歩きも開いてるコンビニがいくつかあって電気の付いているストリートなら問題はないと思う。そこから見える暗い道、路地にはあまり入らない方がベター。人も怖いがそれ以上に野犬が怖い。あと数メートル先から察知できるドリアン臭がたびたび襲いかかってくる。値段も他のフルーツより高く、日本では高級食材だったりするがしっかり口に合わず…
宗教上の理由でかコンビニで買うビールは夕方以降からしか買えないため夜にとっておこう。
タイ語が読めないのを前提として話をするが写真がなくてタイ語のメニューしかない状況がローカルなマーケットだと少なくない。向こうからしたら自分たちは客のターゲットではないからだ。でも現地の人が好んで食べるのだから美味しいかもしれない。そうゆう時は近くをキョロキョロして美味しそうな料理を食べている人に直接、「サワディーカッ (あいさつ)その料理は何て名前?」と聞くのが1番手っ取り早い。そこは英語、、タイ人は気さくでこちらが笑顔なら笑顔で答えてくれるだろう。答えてくれたら手を合わせて「コップンカープ」(実際プはあまり発音せずクァーー小さいプって感じ) これで現地民との交流に成功し名前も聞ける。自分の初トライのときの答えがなんとガパオライスという無知さ。21歳勉強不足でした。
朝市で行った名前の覚えていない市場。冷房のない蒸し暑い倉庫のような市場にユニクロのエアリズムの広告はいいね100回じゃ足りない。
もし町歩きで道に迷っても紙の地図を広げてお寺などに行き「今、自分はどこにいるの?」「ここに行くにはどうすればいい?」と英語が話せる確率が高い学生などに聞けばその人が人を呼びいつしか人だかりが出来ていたりする。親しみやすさは東南アジアでも抜群。写真にも笑顔で対応してくれるのもありがたい限り。いくつか名前のはっきりしているバンコクのマーケットを紹介。
ASIATIQUE The Riverfront ここはチャオプラヤー川沿いにある巨大な市場。中はまるで迷路のようで店内所狭しと商品が売られている。外には遊園地がありお洒落なバー、レストランなどが併設されゆっくりまわれる観光客向けの市場なのだが写真がこれしかないのはなぜだろう。
BTS Nana 駅のアラビックタウンはまた一味違った楽しさがある。異国でさらに異国感の市場…タイに住むアラビア系の人たちの街でケバブが美味しいです。
BTS(バンコクの中心を走るモノレール) Kamphaeeng Phet 駅からすぐ近くにある Or Tor Kor Market は現地民の台所のような市場で本格的なタイ料理が楽しめる。屋根がありある程度冷房が効いていてフードコートも含めてベンチが数多くあるのが良い。花やフレッシュな野菜や肉、特にフルーツが見どころ。
ドリアン持ち込み禁止の看板が設置されている
もし旅程が週末に重なるならぜひ Chatuchak Weekend Market へ。Or Tor Kor 市場から少し先、ふつうに歩いていける距離にあるのだが超絶巨大な週末フリーマーケットといったところ。食べ物はもちろん服やシューズが豊富。タイアートや缶バッジ、ぬいぐるみ…お土産をここで選ぶのは楽しい。常に人でごった返しいていて日中は暑い上にまるで迷路。全部回ろうと思ったら間違い半日以上かかるし似たり寄ったりの繰り返しなので撤収する潔さは必要かも。
以上だが雰囲気や伝えたい事がお分かりいただけたたら嬉しい。バンコクのストリートフードでよい休日を!そしてグッドラック!!