私たちの住むモーテルはビクトリア州のミルデューラ Mildura にありニューサウスウェールズ州を分けるミュレー川に面している。川沿いにはOrnamental Lakes Park という大きな公園があり、ランニングコースやスケートコート、アートギャラリーなどがありそこを散歩するだけでも1日楽しめる。
ちなみにホテルとモーテルの違いは何だろう... ググってみたら 「モーテルとは、英語でMotelと書き、Motor Hotelの略なのです。 Motor、つまり、車。 モーテルとは、車が部屋の前までつけられるタイプのホテルのことを意味しています」確かに部屋出たら車ありましたね。
家の裏側からお気に入りの散歩コースは始まる。川沿いの芝生は特に気持ち良く地元のカヤッククラブがある。
趣味として写真を撮っておくとしばらく経ってから振り返った時に記憶がより鮮明に蘇るもの。
後々クルーズ船でフォトグラファーになるのはここから4年後のことだ…。
この週末限定リバークルーズでは食事が楽しめる。ランチかディナーが選べてこれが一番の心残り。なぜいかなかった自分よ、、
これがスーパーマーケットを出た直後だなんて誰も思わないだろう。息をのむ美しさ。
名前が彫られたレンガの道…参考にしたい。
職業病って怖いね…ついつい見てしまう。街に突如出現する日よけのため生えているぶどうの葉さえむしりたい衝動にかられるのだ。
WiFiパスワードがBread のパン屋さんでランチ。帰国後コーヒーにはまり時すでに遅し…。
オーストラリアどこにでもあるSportsgirlの色合いはいつもかわいいがレディースのお店。
ファーム終わりにスーパーの前でバスキング(ストリートミュージック)をする元音楽の先生のレンさん。
こっちの方がファームジョブより稼げるという現実がいささか酷だが、楽器1つできると行ける世界は広がると真剣に思っている。
線路にかかる橋を超えた先にお気に入りの場所がある。
MILDURA ARTS CENTER
建築が素敵なミルデューラのアートセンターでは展覧会が開かれ地元に根付いたアートが楽しめる。
噴水と花に囲まれ中には洋風の家具やステンドグラスと幸せな空間が広がる。観光客向けという感じではなく気張らない雰囲気も外国人である自分からするとありがたい。
こんなところで老後を過ごせたらナイスライフだろう…20歳にして何かを悟る。
日が沈んでゆく中しみじみ思うことがあった。
ファームジョブが決まったすぐ後、電車待ちの時間に当時シドニーセントラル駅にいた筆者は聞きなれないミルデューラという地名をふとググったのだ。
するとネット上はとにかく悪い噂しかなく「悪徳ファーム多し」「行かないほうがいい」などなど足がすくむような記事の数々で見なければ良かった…と真剣に思ったものだ。
実際、数あるファームの中にはそのような所もあるだろう。自分のいたところも決して手放しに褒めることはできない。
でも結局行ってみないと分からない。4ヶ月過ごしたこの街にはとてつもない愛着があり今でもまた行きたいと思っている(仕事は別として)
確かに期待していたような貯金はできなかったが生活に不便なく、セカンドビザも取れた。
そして何より友人ができた。だからこれで良かったんだと…オーストラリアの大きさは半端なくその偉大さは想像を遥かに超えていった。
簡単にグーグルや個人ブログ(自分も書いてるけど)、ユーチューブにアクセスできるネット世代において大事なのは自分の足で、自分で感じたモノなのだろう。その経験の積み重ねこそが人生かもしれない。