カフェ、喫茶店などコーヒーやお茶を飲む習慣が生活の一部になってる人は多い。最近の流行りなのかは分からないが内装がきれいで明るい店内で食事ができるとこ、ブックカフェやファミリー向けの広いカフェ、動物のいるカフェなど見た目やインスタ映え重視のカフェが多く値段も高めの設定の場合が多い。ビジネス的な面でコーヒーと何か違う価値を合わせてやるのはありだしそのジャンルがいい人もいるだろう。自分も何個かお気に入りの本屋併設のカフェはある。でも時にはさっと払ってさっとコーヒーを飲みたい時もあるだろう。そうなるとコンビニかチェーン展開するカフェが選択肢になるのだが。
旅行で行った韓国の首都ソウルでもそのプレミアム的な風潮を強く感じた。そんな中で衝撃を受けたのがコーヒーオンリーというコーヒーショップだ。ソウルでチェーン展開しているお店で駅近をメインに店舗数は多い。看板にもあるようにここの売りはアメリカーノ 900W(95円)だ。
オーダーのシステムは券売機で番号を受け取りその番号が呼ばれて受け取るだけといたって普通のように思うかもしれないがこの時間が非常に早い。本当に15秒ででてくるのだが早い理由は考えてみた。
１つはクレジットカード専門の券売機。この読み取りが抜群に早い。片方はクレカと現金の併有が可能。キャッシュレス化ぎ日本より進む韓国ならではだと思う。
２つ目は店舗の大きさが必要最初限なこと。テイクアウト専門だからこそである。
３つ目はバリスタが常に数杯分のエスプレッソを常備し注文がきたらすぐに抽出しお湯を足せるようにしてある。
早いとはいえ挽きたてのエスプレッソから作られるアメリカーノは味も香りもよくしっかり濃い。加えるお湯の量が多い分、たっぷりもらえるが味が薄いのはソウルでよくある話。これが900wで飲めるなんてSはエスプレッソ1杯、1500wのLは2杯…感動の域。コーヒードリンカーたちにとって嬉しい限りだしベリー系やチョコ系などメニューも多様。バリスタの手際の良さを見るだけでも行く価値はあると思う。ソウルに訪れた際はいろんなカフェに行くと思うがその一つにいれてほしいお店のひとつだ。
あと２つソウルのおすすめカフェを紹介する。ひとつは梨泰院 (イテウォン) から歩くこと15分くらいにある on ne sait james です。
銭湯のリノベーションカフェで浴槽の段差に座り美味しいケーキとコーヒーが楽しめる。大きな窓から日差しがたくさん入る朝方がおすすめだ。個人的に照明や色などを意図して明るくしてあるカフェは苦手なのだがここは明るさと暗さのバランスが絶妙。
程よいパステルカラーのタイルとローなトーンの壁の色にかかる電飾…韓国っぽいかわいさがつまった雰囲気。もちろんWi-fiが入りゆっくりできて散歩の疲れを癒そう。
on ne sait james に行く途中で出くわしたピンクの駐車場。カフェの近くに Hundai Card という独特なコレクションの展示があるギャラリーがありそこもいっしょにいくとおもしろいかも。
韓国人が大好きなインスタントコーヒー Maximのカカオトークコラボパッケージ！！ ばらまきみやげにもおすすめです。
もうひとつは beforegray！ 合井(ハップジョン)駅からここも徒歩15分くらい。なぜか自分の行きたいカフェは駅から遠い傾向…
モダンでミニマムな店内に暖色の照明は冬にぴったり。普通のイス以外にもソファで飲めるスタイルは新しくテラス席もあり外観以上に奥行きがある作り。壁にプロジェクターで流すのは洋楽のMVだったり映画だったりと上質かつ理想の空間で頂くコーヒーとチーズケーキはいつもよりずっと美味しく感じた。
合井は弘大(ホンデ)の隣にある駅でこのあたりは住宅街なのだが個人でやってるカフェや文具店、デザイン事務所っぽいとこなど個性のある建物が多い。なぜかグーグルマップは韓国では全く使えない(経路が出ない)ので多少迷うことはあるがカフェまでの道のりに何かステキな発見があるはずだ。
インスタのタグや場所の機能を使ってカフェを検索してみよう。するときれいな写真を撮っている人を見つける→その人のページへ→他のカフェを探す…といった順番で調べると効率的に現地の人が好んで行くカフェが見つかります。
行くか行かないかはあなた次第ですが…ソウルが好きな人は何度も行くはず。値段、雰囲気、時間など考えながら海外でもカフェの使い分けができたらリピーターの証。今日も美味しいコーヒーを探しに行きましょう。
