All in my head

1994年生。元客船クルーの航海日誌 / IG @imknto はリアルタイムで更新中。

派遣の品格 同級生との新たな試み

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ダウンジャケットをしまう間もなく半袖シーズンの到来だ。少し動いただけで汗ばむようになるも代わり映えしない日々に刺激を与えるためドローンを体験しに隣町まで自転車こぐこと1時間。しかし無料体験はものの15分で終了。

触れれただけでもよしとしよう。2日間で民間資格が取れるのだが20万ほどかかるとのこと。空撮以外にも農業や測量など伸び代はあるように思ったが現実的にはまだ厳しそう。飛行時間が短くバッテリーを大きくすると重くなり小型化とは相反してしまう、重力に逆らうのはそう容易くない。

ドローン大手djiの今後の性能向上に期待。

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ベトナムのハンムアでドローンを飛ばす彼に声をかけ映像(リモコンにスマホをはめ込みアプリを介してラジコンのように操縦する)を見せてもらったが、やはり普段見れないグングン離れていく独特の視点は魅力。

趣味なら楽しそうだが、ドローン産業が近未来、伸びるにせよ必要なのは操縦士よりか開発、プログラミング分野の技術者。しばし妄想が暴走していたが体験後、現実に戻ってきた。

 

難航する職探し

求人アプリIndeedを通してこれまで4社応募し大体同時進行で来ているが現状、どれもまだ不透明。

このご時世、募集に対する応募者が格段に多いという…それは履歴書、資格不要の派遣の場合より顕著。今回応募したのは某大手スーパーの冷蔵倉庫での夜勤業務、時給も悪くない。

当日の現地面接に集まったのは返信に対し最速のレスポンスをした3人。筆者以外の男性2人とも白髪まじりの初老でおそらく60歳前後。

倉庫の最寄り駅前で担当者と合流、マイクロバスで移動し入館方法の説明が終わり、必要書類を記入していた時のこと。筆記事項の一つ、有事の際の連絡先欄に1人の男性のペンが止まった。昨年離婚し相手の住所も知らないと言う、色々重い。現在警備会社に勤務しており今後の兼ね合いを心配を吐露していた。

マスクのせいで表情から感じとれる印象は疲れを凝縮させたかのような目のみ。

前向きな方向で話は進み解散、週末には結果が出るという。今までの経験からも言えるが派遣、単発バイトをする人たちの事情は複雑で客観的に見ると自分もその1人なのだろう、察してか否か不要な詮索は終始されなかった。

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奇しくも、彼ら2人はクルーズ船に乗ってくる大半のゲストの年齢層と一致する。船上で会う60代はまだまだ元気でアクティブ、表情は柔らかく目が生き生きしていてよく笑う人が多い。スタジオで撮影するうえで目に入る光の量が写真の印象を左右するほど目の輝きは大切な要素だ。

仕事に優劣はなく人と比べるのはよくないが、数十年後の自分を考える上でどちらの60代も大切な指標であり、幸せの価値観は人それぞれ。お金をかければいいというものでないが、あればあるだけその選択肢は増え質が上がるのかもしれない。

 

行動自粛が続く中、今は後期の第二種電気工事士試験合格が大前提。

あまり先のことは考えられないので、一日の終わりに翌日やることをメモするようにしている。起きる時間、食事の時間、何をどこまで終わらすか、必要なものなど大まかな計画を建ててから就寝。当日、やり終えたら事項からマーカーを引く。そんな毎日における楽しみが…

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●BTS (防弾少年団)

自分でも驚いている。BIGBANG、少女時代、KARAがドンピシャの世代でGーDRAGONのライブに行ったことはあるものの…時は流れ各々脱退や解散、ソロ活動が目立つ入れ替わりの激しい業界。次世代の担い手としてBTSは一躍時の人となったのは知っていた。

BTSファンのことをARMYと呼び、これまでも普通に聞いていたのだが今回ハマる転機となったのがカープールカラオケ(carpool karaoke)!

The Late Late Show with James Corden というアメリカのTV番組の1コーナーで人気MCジェームズ・コーデンが運転する車内で超大物シンガーとトークを交えながら熱唱するという企画で、文字通り世界をまたにかけるスーパースター7人組が満を持して出演。

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https://www.google.com/url?sa=t&source=web&cd=1&ved=2ahUKEwizzIey9a_pAhVWyIsBHYr5CVQQwqsBMAB6BAgOEAU&url=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3DT4x7sDevVTY&usg=AOvVaw3U9MYQWA6qCjU-HO-ylK0F

同じ人間とは思えないほどの圧巻のダンスパフォーマンスと安定した高音の歌唱力。

恥ずかしながら7人の見分けがつかなかった筆者、そこからMV(短編映画級)とライブ映像を見続け顔、名前、声を網羅。歌とダンスにこれほど勇気づけられるとは思わなかった。音も良く不思議と勉強も捗る。

観客で埋まったライブでさえ今では懐かしく思うほど毎日刻々と変化する日常において音楽は不変の幸せを与えてくれる。

 

思い出せば船での初韓国は釜山の南西に位置するという港町 麗水(Yeosu)、そこで出迎えたのはBTSの音楽だった。

冒険の始まりを告げるような濃霧に直面する当日の早朝。

FAKE  LOVEという曲がスピーカーから爆音で流れ、これ以上に血の気の上がるショアリーブは今後もないだろう。

https://www.instagram.com/s/aGlnaGxpZ2h0OjE4MTQzMTU4NzcxMDI3MTAz?igshid=9erigx70vknv

その昔、国際博覧会麗水EXPOが開催されそれに合わせて都市開発するも大きな成果には繋がらなかった様で街はかなり寂れていた。本来は自然の残る秘境スポットとして有名で湾内に点在する島々とロープウェイが調和した素敵な景観。

シャトルバスで市内のロッテマートとその周辺を散策。帰りのシャトルバスを逃し仕方なく乗ったタクシーが100キロ出してバスより早く到着したのも思い出。

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釜山(BUSAN)

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この際、ついでに釜山のお気に入りも書いておこう。南浦洞、ジャガルチマーケット散策してからの焼肉もいいけれど、、、個人的に辿り着いた答えはアジア最大級のショッピングモール新世界SPALAND。

温泉を楽しんだ後、着替えて韓国版サウナ、チムジルバンこれに尽きる。日差しがたくさん入る広大な岩盤浴ゾーンをアイスコーヒー片手にアトラクションのようにカップルで周るのが現地スタイル。

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汗をかいて代謝をあげてお腹を空かせたら地下のフードコートでご飯、野菜いっぱい食べれる一人前で提供されるしゃぶしゃぶはおすすめ。お酒メニューないのだけが難点かだがキムチ食べ放題万歳。
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GENTLE  MONSTER のサングラスは一際お洒落。BLACKPINKJENNYがアイコンを務める国内ブランドでいいお値段するがお店の装飾も店員さんのスタイルもすごく良い。恐れずエッジの効いたデザインのサングラスに挑戦するのもあり。

 

●動画編集

もうひとつハマっている…よりかハマりかけているが正しい動画編集。前回書いたように今後も需要は伸びると予測されており自分も動画を作ってみよう、そう思い立ち連絡したのが一緒に銀座でお酒の配達をしていた時期もある高校の同級生バーテンダー。

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着実に実績を積み、大会に出場したり、ウェブマガジンの取材を受けたりと頭角を現し今や店長になるほどの実力。

https://hanako.tokyo/column/kojimari-bartender/130049/

同い年ながら尊敬できる人間性も兼ね備えバーテンダーとしての才能にも溢れている。一流の素材を活かすか殺すかはビデオグラファーの腕次第…非常事態宣言の影響で彼の所属するお店も夜の営業中止を決定。ランチライムのみカフェとして営業する現状で今回の提案に快諾してくれた。

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自宅でできる割り氷、カクテルの作り方動画を今月末YOUTUBEにあげる予定。1本目は無料のiMOVIEで作成してみたがMacBook修理出来次第、自由度の高い編集を可能にする有料版のソフトにしようと思う。
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ついつい写真で撮ってしまうところも動画で撮れば良かったと編集中に後悔する場面が多々あり難しさを実感。聞けば聞くほど奥が深いお酒の世界、料理、食材との関連性などなど引き出しはたくさんありそうだ。

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自炊する機会が増えた今、定番に飽き海外の料理やお菓子を作る写真をSNSでよく目にする。それらにあう美味しいお酒が家で作れたらもっと旅行気分を味わえるかもしれない。

そして自粛が緩和された際には、動画をきっかけに彼のお店に直接足を運ぶ人が一人でも増えたら嬉しくそれが最終的な目的。

無駄のない洗練されたバーテンダーの手捌き、五感を通して楽しむお酒の美味しさ、居心地の良い空間で生まれる会話、新しい知識、経験がバーにはある。


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先日、Pクルーズ本社のカリフォルニアから自宅宛に労いの手紙とピンバッジが届いた。

未曾有の状況でも気にかけてくれるところに誠意を感じる。正直、特別これと言って何かした訳でなくどこまで貢献できたか分からないがクルーズ船でこ経験が誇りであることに変わりなはない。

まだ先が見えず海を彷徨っている船は多く、友人のクルーも乗っていたりと一日でも早く彼らが帰途につけることを願って。

 

続く。

少し複雑な構成になってしまいましたが今週も読んでくださりありがとうございました。